要約 動的振る舞いのモデル化には、単に関数型というよりも、純粋関数型の一つの適用と捉えられる「データフロー・プログラミング」としての理解が有用です。データフロー・プログラミングとは数値計算処理を関数型の概念で再構成したものです。データフロー・プログラミングの要は、「アルゴリズムのライブラリー化」、即ち「演算子のユーザー定義」だと考えます。これにより「処理の単位」を自在に拡張することができます。これにより、動的振る舞いを、計算式の拡張としてモデル化することができるようになります。(※とは云っても大きな目線でいえば、関数型のセマンティクスの内です。) ◇ 先日次の記事を投稿いたしました。 →《OOは静的構造を、関数型は動的振る舞いをモデル化するのに有用だという話 - たなかこういちの開発ノート》 上記記事に対して、「ある程度理解できてある程度おもしろかったが、何かがいまいちすっきりせず少し残念