12日午後1時40分ごろ、東京都江東区の警視庁東京湾岸署にある本部留置施設東京湾岸分室で、拘置中の中国籍の男(41)が居室内のトイレで倒れているのを、留置管理担当の男性巡査長(39)が発見、男は間もなく死亡が確認された。警視庁は自殺とみている。 留置管理1課によると、男は着ていた私物のワイシャツを引き裂いて首に巻き付け、自分で締め付けたとみられる。居室内のトイレ使用を知らせるセンサーが反応したが、トイレ内を確認できるガラス窓越しに男の姿が見えなかったため、中を確認したところ、便器の脇に倒れていたという。 男は先月29日に逮捕され、3人部屋に1人で入っていた。生活態度に変わった様子はなく、遺書も見つかっていないという。 留置管理1課の川津良幸課長は「同種事案の再発防止に努めてまいりたい」とコメントした。