印刷 トルコ軍は23日、武装組織・クルド労働者党(PKK)の拠点があるイラク北部に向けて17日から実施した越境攻撃で、90〜100人のPKK戦闘員を殺害したと発表した。 軍によると、PKKの潜伏場所など132カ所を空爆。さらに地上からも砲撃を加えた。今回の攻撃は、トルコ南東部で17日、軍の車列がPKKに攻撃され、兵士ら9人が死亡したことへの報復とみられる。 PKKはクルド人による自治拡大をトルコに求めているが、同国や米国などはPKKをテロ組織に指定。トルコ軍は掃討作戦を続けている。(カイロ=北川学) 関連記事〈kotobank・用語解説〉ローザンヌ条約