【ソウル=井上宗典】聯合ニュースによると、韓国北西部・仁川(インチョン)沖の黄海で1日午後6時50分頃、違法操業を取り締まっていた韓国海洋警察の警備艇5隻が中国漁船に対し、M60機関銃で約700発の警告射撃を行った。 韓国海洋警察が違法操業船に銃器を使用したのは初めて。 韓国海洋警察が中国漁船2隻を拿捕(だほ)した際、周辺にいた中国漁船約30隻から妨害を受けたことに対応する措置。漁船の破損やけが人は確認されていない。警告射撃を受けた漁船は約1時間後に逃走した。 韓国政府は10月、中国漁船の体当たりで韓国の警備艇が沈没した事件を受け、違法操業船の制圧を強化し、銃器の使用も辞さないとする方針を発表していた。