2020年9月9日のブックマーク (3件)

  • 米中新冷戦でアメリカに勝ち目はない

    <ハイテク企業いじめのような戦略なき輸出管理では自分が傷つくだけだ> 2018年7月に始まったアメリカ中国の貿易戦争は、今年1月に「第1段階の合意」がなされて、中国アメリカから2年間で輸入を2000億ドル増やすことに同意したことで、とりあえず一段落したように見えた。 ところが今年5月ぐらいからスマホ・通信機器メーカーのファーウェイをはじめとする中国のハイテク企業に対するアメリカの攻撃が苛烈を極めてきた。中国の経済的な切り離し(デカップリング)がにわかに現実味を帯び、日企業が「アメリカを選ぶのか、中国を選ぶのか」と態度決定を迫られる日が刻一刻と近づいてきているようにも見える。 今後、アメリカ中国は新たな冷戦へ突入し、世界経済はブロック化していくのであろうか。筆者はその可能性は小さくないと思うが、アメリカが冷静さを取り戻すことができれば、アメリカの側から新冷戦へ向かっていく動きには歯止

    米中新冷戦でアメリカに勝ち目はない
  • 子どもがカメラによる家庭内監視に反対--中国で話題に

    印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 中国で立て続けに2件、子どもが自室に設置されたネットワークカメラに抗議するニュースが話題となった。監視カメラとも防犯カメラとも言うが、ここではネットワークカメラで統一する。 南京市で14歳の少年が警察に通報した。少年の部屋に父親がネットワークカメラを設置し、プライバシーを侵害しているからだという。警察が仲裁に来て騒動となったが、父親は一歩も引く様子がなく、子どもを監視する正当性を訴えていた。またほぼ同じ時期に、小学1年生の少女の勉強する様子を母親がネットワークカメラで監視し、スマートフォンアプリを使ってネットワーク経由で「勉強をちゃんとしろ」と口頭で注意したという話が注目された。微博(ウェイボー)によれば、この動画の閲覧数は3億6000

    子どもがカメラによる家庭内監視に反対--中国で話題に
  • SUNDAY LIBRARY:開沼博・評『プロトタイプシティ 深センと世界的イノベーション』高須正和、高口康太/編著 | 毎日新聞

    市場に勝負を挑み続け「多産多死」の中で成功をつかむ ◆『プロトタイプシティ 深センと世界的イノベーション』高須正和、高口康太/編著 澤田翔他/著(KADOKAWA/税別2400円) 人が輝かしい未来を求めるように、街もまた輝かしい未来を求めることがある。五輪にせよ万博にせよ、東京や大阪の未来を少しは輝かしく見せてくれるきっかけになるのではと、少なからぬ人がそこに期待をしているように。ただ、地方ではどうだろう。例えばグローバル企業・トヨタを抱える豊田市のようになれる、農村に大学や研究所がやってきた筑波研究学園都市のようになれる。かつてはそういう夢の見方もあっただろう。だがいまそういう夢はあまり聞かない。かわりに聞くのは、「消滅しないように」とか「いまあるものを活用して身の丈にあった」とか、どうにか暗くならないように、光が消えないように、と未来を探そうとする言葉だ。それは、輝かしさを志向するの

    SUNDAY LIBRARY:開沼博・評『プロトタイプシティ 深センと世界的イノベーション』高須正和、高口康太/編著 | 毎日新聞
    kinbricksnow
    kinbricksnow 2020/09/09
    【書評していただきました】中国は(…)深センという場で挑戦し続ける風土を育て、急速な発展を実現した。その結果が今日の米中対立、(…)民主主義や人権のあり方、国家・世界の根本原理を問い返す課題を浮上