解説: テック業界では、さまざまなバズワードが飛び交うのが常だ。その中でも、実際に社会で実装される技術はごく一部で、多くはコンセプトだけが報じられては消えていく。アリババグループの物流プラットフォームである「菜鳥網絡(ツァイニャオ・ネットワーク、以下「菜鳥」)」と中国浙江大学・物流関連の研究所が共同で発表した「物流テック・十大トレンド」はコンセプトではなく、普及する確率がきわめて高い技術を取り集めたもの。電子タグや通信技術によるデジタル化の進展や用途を限定した自動運転など、実証が終わり普及段階に入りつつある技術が紹介されている。 浙江大学の物流・方策改善研究所は、アリババグループの物流プラットフォームである「菜鳥」と共同で、「2022年物流テック・十大トレンド」を発表しました。以下の技術トレンドが選出されています。 ・より高精度な電子タグ「RFID」技術 ・低速自動運転車 ・水素エネルギー