多くのIT業界関係者が「タブレットは2014年、日本でブレークする」と分析しています。アメリカ市場では2011年末ごろから市場を席巻し、主要産業のひとつになろうとしていますが、日本での本番はまさにこれから。その呼び水となるのが、2013年後半に出たいくつかの製品で、一般ユーザーとコンピューターの関係さえ大きく変える可能性を秘めています。何がポイントかを分析しましょう。(ライター・西田宗千佳) 大型タブレットが生まれ変わった 2013年のタブレットの変化を、筆者は「大型サイズの再評価」だと考えています。 これまで、日本でタブレットがヒットする条件として、多くの人は「7インチの普及」と言っていました。理由は軽いからです。 タブレットの最もシンプルな定義は「板状のコンピューター」です。板状であるということは、紙を持って読むときと同じような感覚で使えるということ。電子書籍や書類を読む際に使いやすい