書店でありながら、一風変わった雑貨も販売しているヴィレッジヴァンガード(以下「ヴィレヴァン」)。店舗によっては、サブカルチャーの殿堂のような佇まいを見せている。 この同社が8月から、携帯端末向け電子書店「いつでも書店」を展開するベストクリエイトと提携し、書籍コーナーで電子書籍を購入できる仕組みを取り入れた。 リアル書店でありながら、電子書籍の取り扱いを開始した背景、また今後の取り組みについて、同社新規事業開発室の小栗充裕氏に聞いた。 「遊べる本屋」に新しい側面を追加 ―― ヴィレヴァンさんといえば、書店なのに取り扱っている雑貨が一癖も二癖もあるためか、「書籍も売っている雑貨屋さん」というイメージがあります。 小栗充裕氏(以下小栗) 「カルチャーの発信をしよう」という創業者(現会長・菊地敬一氏)の意向が大きいからでしょうか。書籍自体の配置も、出版社別ではなく、カテゴリ別、生活空間別にコーナー
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