極右から日本女性出馬 イメージ軟化に一役―仏地方選 2021年06月28日07時05分 フランスの極右政党「国民連合(RN)」から県議会選に出馬した、東京都新宿区出身の犬飼敦子さん=18日、パリ 【パリ時事】フランスで地域圏議会選と同時に行われた県議会選で、極右政党「国民連合(RN)」から出馬した東京都新宿区出身の犬飼敦子さん(58)が、27日の決選投票に進んだ。同党の日本出身者擁立は初めてとみられる。RNは同化を条件に移民の受け入れを認める姿勢を示しており、厳しい移民排斥のイメージを軟化させる狙いがあるもようだ。 極右初勝利か 仏地方選、27日決選投票―大統領選の前哨戦 仏公立中学校で日本語を教える犬飼さんは、居住地のパリ近郊セーヌエマルヌ県から出馬した。幼い頃からフランスに憧れを抱き、1989年に渡仏。99年にフランス国籍を取得し、日本国籍を失った。 もともと政治への関心は薄かったが、