AM 2:00 秋葉原のホテルにて 窓から見えた「キラキラ」世界と部屋の片隅の無限の闇 時間にすれば6時間そこらの出来事だったのだが、ショックといえばショックだった、そこはもう俺も大人なので、泊まりでとったホテルのベッドに寝ころびながら考えていた・ きっと、俺の知っている先輩は死んだのだ。先輩は綺麗なままで俺の記憶の中に残っているのだ、あれは、先輩だった何かであって、もう先輩ではないのだ。と しかしコンビニで酒をかって何本も明けるほどにはショックではあった。だがそれも、1日、二日酔いを我慢すれば終わるだけの話だ。そう、先輩は自身の価値をその程度まで自ら他責思想で貶めていた事に気が付いていない。 かつて2000年代から2010年代頭にかけて、周囲が天才と呼び、その背中を多くの若い技術者が追いかけた男である。 その存在が、今や、一人の三十代半ばの技術者が一晩やけ酒を飲めば、ようやく飲み込める程

