ブックマーク / wp.jmuk.org (3)

  • JSONとBigInt

    ちょっと前にblueskyで見かけた話題。もとは「GraphQLのスキーマではintが32ビットしかなくて、64ビット整数とかないのがイケてない」といった話だったかなと思う。直感的にはこれは「Javascriptではすべてが倍精度浮動小数点数だから64bit intがないから」ということになるが、よくよく調べてみるといろいろややこしい歴史的事情があるようだ。 たしかにJSにはもともとひとつのNumber型しかなく、いわゆるdouble型(倍精度浮動小数点)だけで数値を表現してきた。IEEE754の倍精度浮動小数点数は仮数部が52ビットあるので、実際には32ビット整数ていどであれば全て誤差なく表現できる。なので32ビット整数または倍精度浮動小数点数がどちらも使えるというふうに理解されてきた。 そうはいっても不便なので、現代のJSにはBigIntがある。ES2020で導入されたらしい。ただし普

    JSONとBigInt
    kinushu
    kinushu 2023/09/08
  • yamlについて思うこと

    yaml、どうしてこんなに使われているのだろうか。kubernetesにも責任があるというのはありそうな話だけど、色々考えてみるとそこまで簡単な話でもなさそうな気がする。例えばtravis-CIの設定ファイルがyamlであったりというように、この分野ではyamlは割と広く使われていたんじゃないかという気がする。思い起こせばGoogle AppEngineもapp.yamlに設定を書いていたし、設定にyamlというのは割とよくあることであった、のではないかなあ。 しかしなぜyamlなんだろうか。yamlのフォーマットには問題がたくさんあることが知られているし、自分も全く好きではない。 例えばyamlの問題の一つとして、キーに任意のデータ構造を持ってこれるという話があり、これが一部のプログラミング言語で問題を厄介にしている。またエイリアスがあってデータ構造がツリーにならない(複数の経路から同じ

    yamlについて思うこと
  • On Misreading Chat

    2018年から、Misreading Chatというポッドキャストをやっている。とりあえずこれまでのところの感想を書いておこうと思う。 Misreadingはコンピュータサイエンス系の論文を紹介するという体裁のポッドキャストだ。メインのホストは同僚の森田で、わたしは共同ホストという体制ではあるが、実際にはまあにぎやかしみたいな立場な気がする。毎回、わたしと森田とで交互に一ずつ論文を読んできて紹介する。 ポッドキャストそのものやコンセプト、アイディア等は森田による発案なので、どういう考えからこういうポッドキャストをはじめたか、とかいったことについては、わたしが話せることはあまりない。こまかな編集作業や加工も、じつは森田が行っているので、わたしはポッドキャストの場でしゃべるだけ。いつもすんません。 Misreadingは、よくあるポッドキャストからすると(たぶん)珍しい点がいくつかあって、ひ

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    kinushu
    kinushu 2022/10/19
    シーズン制なるほど〜
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