ブックマーク / tomohiro358.hatenablog.com (348)

  • 男性のプライドの変革期 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    男性のプライドの昇華 「男性は精神に趣をおき、女性は現実に趣をおく」と言われます 一昔前は「思春期の娘は父親を避けがち」など言われていましたが、今は父親大好きの娘さんが多いそうです 家長としての父親がいまだに強い中国などと比べ、日の父親はだいぶフラットな存在になってきたといいます 「親しみやすくなったが威厳は無くなってきた」と言えそうです 私の会社でも4月からは ・55歳で役職定年 ・60歳からは時給制で70歳まで雇用継続可能 となりました 女性陣は「リーダーから解放される!責任が重かったから助かる」 「パートタイマーになれば15時までにする!時間が増えた分好きなことができる」 と歓迎の声が多いですが、男性は不服のようです 役職定年を導入している会社では、役職から降りると退職してしまう人も多いようです 精神世界に生きるということは〈プライドが生きる支柱〉になっているのかもしれません 男性

    男性のプライドの変革期 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2022/03/24
    60歳から時給制とは画期的です。逃げ切り世代は、自分の労働単価がいくらなのか、再認識するでしょうね。自ずと労働に対する考え方、働き方も変わってくることでしょう。
  • 狡兎死して走狗烹らる - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    優秀な人間も不要となる日が来る 私の仕事のパソコンには 狡兎死して走狗烹らる と貼ってあります 「なにそれ?」というものの読み方がわからないらしく、誰もググれません 先日来た同じグループ会社の採用教育マネージャーが「わかります、採用責任者としてよくわかります」と言っていました 「狡兎」とは、すばしっこい兎 「走狗」とは、猟犬のこと 「狡兎死して走狗烹らる=こうとししてそうくにらる」とは、中国の戦国武将・韓信が残した言葉です すばしっこい兎を捕まえる優秀な猟犬はその優秀さから、すべての兎を狩り尽くしてしまい、用無しになり兎の代わりに煮てわれるということです 価値があるときは大事にされ、なくなればその存在は邪魔になる 優秀な軍師は敵国が滅びると、不要なうえに脅威になり殺される意味に用いられました 正確には『史記・越世家』に 飛鳥尽きて良弓蔵められ=鳥がいなくなれば良い弓も捨てられる 狡兎死し

    狡兎死して走狗烹らる - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 4方向から支えられて安定する - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    人は支えられて生きている 「人」という字は支え合っているカタチ・・・・ではなく 大地にしっかり二の脚を置き踏ん張って立っている姿を表しているそうです とはいえ「他者の支えが無ければ生きていけない社会的動物」なのは間違いがありません おぎゃ~と生まれてから今日まで一人で生きてきたという人はいないでしょう 「個人の能力・頭脳・体力」が勝るより「周りに支えてくれる人が多くいる」方が幸福だそうです 石器時代と違い、現代は群れに属さぬとも生きてはいけますが間接的に『誰かのお陰』という部分は必ずあります ごくまれに山奥で一切の文明の利器に頼らず一人で生活している人がいるかもしれませんが、赤ちゃんの時から独りで生活していたわけではありません (たぶん)道教から発生した考え方だとは思いますが『人を支える4方向』について考えてみたいと思います 4方向を見つめ直してみる 縦方向は上下関係で、北は目上の場所・

    4方向から支えられて安定する - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2022/03/22
    4方向の人物に恵まれた人生は、充実したものでしょうね。なかなか、バランスよくとはいかないでしょうが、人徳を積みたいものです。
  • 日本の職場環境は〇か✖か? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    大いなる和の国・・のはずが リゾート部門の採用・教育仕事になってからは、様々な国の出身の社員とも接しますが、総じて日人の評価は高いです ・ちゃんと並び順番を守る ・争いごとが少ない ・勤勉 ・時間を守る ・清潔 ただ時間が経つと少し変わってきます ・時々疎外されているように感じるときがある ・言葉に出ないが嫌な顔をする時がある ・忙しそうで余裕がない ・雑用が多い など感じる社員が出始めます 「協調的で平和的だが何考えているかわからない」と言われたこともあります 転勤や配置転換はかなりしましたが「自分の職場の人間関係は他社と比べてどうなのか?」とわかるほど転職の経験はありません 当然海外の人間関係など全く知りません 日の職場環境は良いのでしょうか? 驚くほど悪かった日の職場環境 沢渡あまねさんによると 国際比較調査プログラムの調査では日の職場環境は37ヶ国中37位だそうです 「ギ

    日本の職場環境は〇か✖か? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 若者を犠牲にしたツケ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    とある団塊の世代の懺悔 元人事部長が65歳で定年となり二人送別会をした時の談話です 60歳で部長からは降りてスペシャリスト職として過ごしていましたが、非常に悔いの残る人事部時代だったと言います 「日は若者を犠牲にして団塊世代の就労を守った」 「これは非常に罪が深い」と言います ここでの若者は就職氷河期の世代を指します 多くの企業ではこの世代が極端に薄く、20代と40代後半以降の世代しかいない会社もあります これを『二世代同居型企業』と呼ぶようです 各世代を定期的に新卒採用していくので『バランスの良い進化』ができたのが大企業の強みでした バブル経済崩壊後から10年ほど経つと日経済は格的に金属疲労したような状態になり、金融不安、ITバブル崩壊によりさらに景気の悪化が進みました 就職氷河期世代とは、社会的に就職難となった時期で1990年代初頭〜2000年代半ばを指し、1970年〜1984年

    若者を犠牲にしたツケ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2022/03/20
    一部企業では、能力ある若手を破格の待遇で採用し始めています。そこまでいかなくと、若手の柔軟・斬新な発想と行動力を活かせない組織は続かないでしょうね。
  • 学校への線引きをなぜするのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    学校差別はよくない? 入社式までカウントダウンの時期になると学生とはかなり親密になってきます 就職活動の所感・・・というより聞きたいけど聞けなかったことをこの頃は聞いてきます その中でよく「大企業ほど学校差別をする」 「社会人は学力が全てじゃない!人間力だ」 「いい人材はランクの低い学校にも多い」 という声は多いいです 要は「入社選考は平等に行うべきだ!」という意見です 「すごく熱意をもって入社志望しているのに選考すらしてくれない」についての意見を求められることがあります 個人的には「就職は恋愛と同じ」という考えです 学生は「入社したい」企業は「是非来てほしい」という相思相愛が理想です 志望度が高い=愛が強い人間は活躍することが多いです これは企業の若手採用担当者もほぼ同意見ではないでしょうか 若い頃は〈矛盾〉〈不条理〉〈不平等〉〈整合性のない結論〉に反発が強いです 私もそうでした 学生と

    学校への線引きをなぜするのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 学校の授業に金融教育導入 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    高校の授業に金融教育導入 2022年4月より高校で『金融教育』の授業が始まります お金についての授業がカリキュラムに組み込まれるわけです 「日人はマネーリテラシーが低い!経営者でさえも米国の高校生に劣る」などとも聞いたことがあります 「お金は汚らわしいもの」という謎の清潔感があり、私の子供の頃は貯金金利が7%でしたので「貯金しとけば間違いない」という貯金神話がありました 投資などのリスクを恐れる気質も強く「株で大損した」「騙されて財産が消えた」などネガティブな情報をキャッチしやすい人が多いような気がします 故に労働市場に自分という労働資投資する=『従業員として生きる』しかお金を増やす手立てはないと思い込んでいる人が多いと感じます ・寿命が延びて100年時代になる ・年金はかなり厳しくなると予想される ・新卒で入社して最後まで終身雇用は不可能 ようは「就職した企業が一生面倒みてくれ、退

    学校の授業に金融教育導入 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2022/03/19
    日本でもやっと高校で金融教育が始まるんですか‥。これからの時代、金融知識は必須でしょうから。でも、役に立つ金融教育を考えたとき、誰が何を教えるかが問題だと思います。
  • 風化しない企業理念 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    自社のカラーを語れますか 毎年新卒用の入社案内を作成しています その時に一番苦労するのが入社案内の見開きに来る言葉『コンセプト』『理念』『キャッチフレーズ』などの 「どんな会社?」 「何を目指しているの?」 「この会社は何のために存在しているの?」というスローガンのようなものです 私は採用の総責任者なので頭を痛めながら無い知恵を絞って、いつも考えてます 皆さんは自分の会社を学生に向けて表現するならどのような言葉を使いますか? 「夢を創造する」「未来に躍進する」「豊かさを追求する」など〈夢〉〈未来〉などを含むキャッチフレーズが多い気がします キャリア採用(中間採用)なら給与などの待遇面と仕事内容を明示するのがメインになりますが、相手が初めて社会に出る学生となると企業の道標が大事になってきます 中学3年生・高校3年生・大学4年生に〈短く〉〈わかりやすく〉〈共感を得る〉言葉というのは意外に難しい

    風化しない企業理念 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 脳科学と連携したキャリア形成 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    母親の出産年齢と女性の好み 脳科学者の中野信子さんの説によると 「母親の出産年齢が高いと熟女好きの男性になる」そうです 「出産年齢は上がってきてるので熟女好きな男性は増えそう!」と語ってました 記憶になくても『年配の女性が面倒をみて育ててくれていた』が脳に刻まれるらしいです 幼馴染の友人が娘に小学校の卒業記念は何が欲しいか聞くと「バイオリンが欲しい」と言われ楽器店に行きます そこで「今からでは遅すぎる・・・始めるなら3歳前後だね」と言われ親子でショックを受けたそうです 今まで脳の特性・スペックは大差がなく「努力で変わる」という考え方が主流でしたが、これからは〈脳科学〉〈行動心理学〉などの進歩と連動して『教育・職業の個別対応』を深く考えて行ってもいいのではないかと思います 無理に12歳の娘にバイオリンを習わせて「あの子ができるのに何でお前は出来ない!」「努力が足りない!」という社会はなくすべ

    脳科学と連携したキャリア形成 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 若者の日本流失はおこるのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    子供は海外に出すと決めた!という親 とあるリフォーム会社の女性社長 「中学生の娘は海外に出す予定!これからの日ではかわいそう」と真面目に語ります 「たしかに日に明るい材料は少ないですが、少子高齢化が進んでも〈人口〉〈高齢者率〉など日は30年後に今のイギリスくらいですよ」と言うと 「もう娘もそのつもりだし、語学の習得など準備は進めている」とのこと 戦後の貧しい頃の日海外仕事を求めて移住していきました 現在は逆に受け入れている側です ただ、日の現状の苦しさは小さな会社の経営者だからこそリアルに感じているようです 新型コロナウイルス感染拡大で大学生にも再び就職氷河期到来か?と思っていましたが人手不足問題の方が大きく、まずまずの売り手市場です にもかかわらず学生は将来の日に期待せず新たな進路を考えています 「若者の大量流失が始まる」と主張する人は多いです 「これから日が成長するに

    若者の日本流失はおこるのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 声が与える人間の印象 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    メールより電話 昭和の通信手段といえば電話と手紙でした そのうち携帯電話ができ、メールが簡単に出来るようになると「メールは嬉しい!俺向きの通信手段だ!」と喜ぶ友人がいました 前回『孤独の方が精神的に安定する』という内容を述べましたが〈集団でいるメリット〉が減少した現代では、通信手段はLINEで事足りるのかもしれません これからもより便利な通信手段が出来ていくと思いますが『声を聞く』ということは意外に大切だと思います 文字だけではわからない相手の情報が伝わります さらに直接会えば五感で相手がわかります 「意外に元気がなく疲れているな」 「機嫌がいいな」 「少し怒っているな」 メールより電話、電話より直接会うことの方が相手がよくわかります 「声だけで意外に人の心はよくわかる」 「一目見れば多くがわかる」 耳と目から入ってくる情報は重要です 声だけで相手の心情がよくわかる 私達は容姿に好みがある

    声が与える人間の印象 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2022/03/11
    急に休む時の職場への連絡もLINEやメールですることが増えたようです。ケースにもよるのでしょうが、電話なら、受けた上司も言外の状況を感じ取ることができるんですが‥。
  • 孤独は〇か✖か? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    孤独は不幸なのか 面接時「社会人はコミュニケーション能力が重要だ」と主張する面接官は多いです 私もそうでした 若手社員のキャリアミーティングをする時もミーティングする社員のことを事前に聞くと、上長・先輩社員より「いつも一人でいるんだよね」「職場の人間と積極的に交わろうとしない」など『孤独=良くないこと・不幸な事』というような指摘をする人が多数派です 当の人と話してみると「孤独はいけないことなのか?」「自分はこの状態がいい」というようなニュアンスの返答が返ってきます 昭和の時代のサラリーマンは「つきあいの悪いのはマイナス」だったのかもしれませんが、令和は違うと思います 人との交流が活発でも幸福に見えない人もいます 〈孤独〉と〈孤独感〉は違います 孤独は周りにだれもいない物理的状況であり、孤独感は感じ方です 周りに多くの人がいても「孤独に感じる」ことはあります 「孤独な人は何とかしてあげない

    孤独は〇か✖か? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 常識をアップデートしよう - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    情報民主主義の恩恵を活かす ロシア国民はテレビ報道からの情報収集がかなり多いようです 「テレビ・新聞からの情報収集だけの人」「テレビ・新聞以外にも情報収集している人」では情報の質が大きく違います テレビは〈国家の劇場〉でしかありません 「プーチン大統領はソ連崩壊後のガタガタの経済を立て直してくれた偉大な人」という認識の人が多いです ネットを活用している人は「中国経済が伸び、つられ資源の輸出が大きく伸びた時に重なっただけ」ということを良く知っています 現状を正確に認識できている人と、古い情報のままアップデート出来ていない人とでは大きく違ってきます 『情報民主主義の時代』と呼ばれている現代、その恩恵は大いに活用すべきだと思います 親の時代から常識とされてきたことでアップデートしなければならないものは多くあると思います 常識を疑う事から始める ・金持ちになるには貯金をしっかりした方がいい ・保険

    常識をアップデートしよう - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 定年・・引き際の変化 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    昔は祭りだった定年退職 昭和入社の社員の定年退職というと新入社員の私も送別会に駆り出され、とにかく多くの人を集めて盛大に行う祭りのようでした プライドを満足させての幕引きと言えます 経済が低迷し、役職も不足しだして大企業では『降職』『出向』なども増え 「あの人最後まで部長でいられたね」など珍しがられたりします 定年退職の送別会もごく親しい人たちの集まりに変わっていきました 経済の長期に及ぶ低迷で支店も増えず、定期採用で新卒社員は毎年入社してくるので、どうしても役職は不足し降職は仕方がありませんでした 定期採用を辞めれば〈平均年齢は上がり〉〈社員の年代層は偏る〉ことになります 「降職などけしからん」と労働組合の集会では憤慨する社員も多くいましたが、労働組合専従は沈黙でした 私も降職が無ければ支店長にはなれませんでしたので、降職が導入されたことは追い風だったのは事実です プライドを満足させての

    定年・・引き際の変化 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 名前を呼ぶ心理効果 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    犬やでも呼ばれると嬉しい 人は知性を司る大脳とす動物的な小脳の二重構造です 犬は大脳がなくても普通に生きているようですが、大脳を削除すると名前を読んでも反応しないそうです 犬やの知能レベルは人間でいえば1歳半くらい 名前を呼べば自分のことだというくらいは理解できるということです 喜びを表現できる犬は名前を呼ぶと嬉しそうですが、表現が苦手なも同じく嬉しいようです 日語は主語や目的語を省略しても通じやすい特徴をもっているため「ねえ・・」「あのさ~」「ちょっと・・・」と名前を呼ばずにコミニュケーションをとり始めてしまうことがあります 人間は好きな人の名前を呼ぶだけで快感情が生じてくる特徴をもっています 名前を呼ばれた相手も自分を〈個人〉として認めてくれたことに喜びを感じる傾向があるのです 学校でも職場でもよく名前を呼ばれる人は好かれている証といえます 名前を呼ぶ心理的効果 相手の名前を呼

    名前を呼ぶ心理効果 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2022/03/04
    新卒で就職し初めて配属先に出勤した日に、上司から「〇〇さんは、‥」と呼ばれたのを今でも鮮明に覚えています。人格を認められた気がして感銘を受けました。
  • 格差は余剰から生まれた - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    格差はなにが起源なのか 日でも米国でも『格差』を問題視する人は多いです 確かに『富が一部に集中している』のは事実です 元ギリシャ財務大臣のヤニス・バルファキス氏の『父が娘に語る 美しく・深く・壮大で・とんでもなくわかりやすい 経済の話』はAmazonの聴く読書で2回も読み(聞き)ました 「娘に伝えたい・・・」という想いで書かれているので非常にわかりやすいです 2009年に世界に報じられたギリシャ危機に財務大臣として活躍した方です なぜこんなにも格差があるのか・・・ 「資主義が悪い!競争に勝った者と負けた者で格差が生まれる」 「学校で教えてくれない金融知識の有無で差が生まれる」 「共産主義は平等を目指しているが『平等に貧乏』な気がする」 格差は〈資主義〉のせいなのか〈競争社会〉が悪いのか、そもそも〈格差〉はあってはならないものなのか、結論が出ない人も多いと思います ヤニス・バルファキ

    格差は余剰から生まれた - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 2世帯住居型企業 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    50代と20代の同居組織 最初に新卒で就職した会社は新卒採用しかしていないので、毎年入ってくる新入社員がミルフィーユのように重なっていく組織でした 競争を原動力にするには都合のいい組織です 転職してリゾート部門の採用を担当するようになってからは、世代の違う組織構成に最初は戸惑いました 特に今担当している4つは、定期採用にムラがあり「必要な時は採用」が基なのでⅩ世代と私が来てからのZ世代しかいません 40代中盤から50代中盤・25歳以下の2世帯同居組織といえます Y世代がほとんどいません このカタチは地方の企業に多いようです 社の考えは「Z世代が育ってきたら、Ⅹ世代を随時役職定年させる」と考えています 〈企業買収される前の中小企業時代の社員〉と〈企業買収後の大企業になってからの社員〉の2世帯住居ともいえます Ⅹ世代より前の世代は皆、役職定年して頂きました この組織構成は最初は上手くいくの

    2世帯住居型企業 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 思考のリバランシング - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    投資ではよく使われるポートフォリオ 株式投資をしている人は馴染みのある言葉だと思いますが〈ポートフォリオ〉とその〈リバランシング〉という言葉があります ポートフォリオとは金融商品の組み合わせのことです 「ポートフォリオを組む」とは どのような投資信託を購入しようか 株はどの銘柄で何株ほど持つか などの検討をするという意味です リバランシングは『ポートフォリオ内の資産を定期的に購入または売却して、望ましい資産配分レベルを維持する』こと です 「資産を増やしたいから米国株多め」 「あまり増えずとも安定性重視で国債多め」 などです 戦争やパンデミックなどの不安定な情勢だと、株価は下がりますが国債や金は上がりますので「バランスよく持ちたいから半々で」という人もいます 実際に投資した資産の配分を、定期的に資産配分を組み替えることを「リバランス」と呼び、資産配分を考えた投資を行なう上では必要不可欠な作

    思考のリバランシング - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 東大合格者の共通点=熱中体験 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    東大合格者の特徴 学問の最高峰である東京大学の合格率ってどのくらいなんでしょう? 高校生が1学年あたり約100万人強で東大に合格する人が 約3100人 1万人に3人しか東大には行けません 大学時代の教授には何人かおりましたが、身近な友人にも会社の同僚にも東大卒はおりませんので「どんな人が東大に行くのか」はよくわかりませんが「がり勉で遊ぶことなんかない子供」というイメージがあります 実際の東大に合格する学生の共通点は『何かにすごく熱中した経験がある』ことだそうです 他にも多く見られる点は ・学校の授業を大切にし、塾などには頻繁に通っていない ・クラブ活動を熱心にしている生徒が多い ・友人が多い=人間関係を作る力(人間力)に長けている ・よく遊ぶが、勉強と遊びのメリハリがある ・集中力が素晴らしい=物事を始めて終えるまで一心不乱に打ち込める ・幼児期にを読了することの喜びを知った体験がある

    東大合格者の共通点=熱中体験 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 頑張らなくてもいい社会 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    意識高い系が減少していく 国が伸び盛りの時は、意識高い系の儒教的思想がもてはやされます 成長が止まりだすと、無為自然系の道教的思想がもてはやされ始めます 「目標を高く持つ」「努力は成果に直結する」などは意識高い系思想で成長期には適した摺り込みになります 国や経営者には非常に都合のいい思想です 一方の無為自然系は「自然の法則には逆らえない」「自然の法則に従うのが正しい」というスタイルです 「頑張っても無駄」 「努力して乗り越えられるものではない」 無為自然系思想はことごとく意識高い系思想を論破するので、国や経営者には都合の悪い思想です 西洋も同じで『エピクロス派』と『ストア派』などが対局思想です 現在の日のように長く成長が止まり始めると「努力しても報われないじゃないか!」と無為自然系が強くなってきます 努力が報われなくなってきた 私は採用業務で『新入社員のその後の歩みを見続け』 教育・研修

    頑張らなくてもいい社会 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2022/02/25
    高度成長期の頑張れば報われる価値観の中で育ち、その後の低成長の中で頑張っても報われない社会も見てきました。今後は益々、多様な生き方が大切ですね。