ブックマーク / tomohiro358.hatenablog.com (348)

  • 賃上げになる追い風 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    賃上げ過去最高の勢い 2年ほど労働組合の中央執行委員をしていたことがあります この期間は組合の専従と同じくらいのいろいろな会社の情報が入ってきました 賃上げ交渉・賞与交渉などの「給料を増やせ!」は社員の最も関心の強いものです 時はリーマンショックの時なので会社からは『業績が悪い中、組合の要求はのめない』という返答ばかりです 世間的に観ても厳しそうな空気でした 支店は新しく増やすより閉店の方が多かったし、既存の支店の収益も全体的に良くありません 『業績が悪いんだから賃上げは厳しくなる』は「それはそうだろう」と個人的に納得していました ただ後で知ったのですが会社の内部留保は毎年増え続けていました 現在、月例賃金の賃上げ率は3.92%で、前年妥結額比では81.04%増ですから平均要求額は前年から35.11%増えたています 3%台後半の賃上げは1993年以来30年ぶりのようです よく観てみると業績

    賃上げになる追い風 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/07/04
    長い間、デフレで物価・賃金下落が続いたので、賃上げは好ましいと思います。ただ、インフレ対策も真剣に考えないといけない時代に入ってきた気がします。株や不動産などまたしても格差社会になりそうです。
  • 炎上を好むホット派 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    群れで生きる人間 人は社会的に不道徳なものが許せず、常にはみ出した人を攻撃する人達がいます 私達の脳は石器時代からほとんど進化しておらず、群れで行動しなければ生きていけないという能は強く残っています よって『群れを混乱させる・危険にさらす人は非難する』という気質が備わっているため、自分とは全く関係のない・自分には何の被害もない「芸能人の不倫騒動」などに騒ぐ人がいます 良くないことは良くないですが「なぜおまえがそこまで怒る必要がある」というぐらい関心が高い人もいます 賢い人は『物事には陰陽2方向の見方がある』ということを知っていますので、多方面から見ようとしますが、偏った人は「陰は陰!悪いは悪い!」という一方方向のみに向かって一直線に進みます 世の中の8割はグレーゾーンなのに、黒か白かの2極化思考です いき過ぎると『正義中毒』となり、様々な方向を批判したり、攻撃したりするようになります 「

    炎上を好むホット派 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/06/29
    世でいう常識は、国や時代などによって異なるので、ホット派の怒りの基準も、そうした不確定なものですね。何事にも一定のルールとモラルは必要と思います。
  • 妄想に不安を抱く - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    未来のことに多くの脳のエネルギーを使う 人はまだ起こってもいない未来のことに脳を43%も使うそうです 「人生100年時代になる」と言われれば 「少子化もあいまって年金が危うくなる」という声が上がり 「労働期間を延ばせばいいだけのこと」と経済学者が言えば 「80歳まで働くなんてヤダ」と個人がいい 「これ以上の雇用延長は難しい」と企業が述べ 「いつまでも雇われるという意識がよくない」と意識高い系が主張し 「自助努力・自己責任ってうるさい」とうるさがる人もいます 議論に議論を重ねていくと「老人は集団自決すべき」などという極端な言葉も出てバズったりします 100年時代はまだ来ていないし、年金も破綻していないのに妄想だけが拡がっていきます なぜまだ起こってもいないことに対して「集団自決しろ」までの言葉が出るくらい思考が先走りするのでしょうか 防衛能が不安を作り出す リゾート部門では新入社員入社研修

    妄想に不安を抱く - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/06/23
    防衛本能から未来のことに脳を使うのはもっともと思います。ただ、老後リスクの最大のものは、医療と介護費用でしょう。こればかりは、予測もつかないし、十分に備えるのも難しいですね。
  • 年金の課題と労働信仰 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    年金問題は燃える フランスでは年金引き上げ問題が暴動に発展していました 年金支給年齢を62歳から64歳に2年引き上げようとするマクロン政権に対して激しい反発が起きています 日も過去1994年に基礎年金・2000年に厚生年金の比例報酬分を段階的に60歳から65歳まで引き上げるました 人口構成比の多い団塊ジュニア世代の年金支給の時代となると、さらなる長寿と少子化がデッドクロスして、非常に年金は危うくなりますので70歳へ段階的に引き上げることは必須になります 団塊ジュニア世代に罪はありません 人間は自分の意志で生まれてきたのではないので、たまたま同世代が多いだけです 過去と同じように『段階的引き上げ戦法』を取るとは思いますが、年金問題はとにかく政権転覆する可能性があるくらい燃えます 過去、自民党政権が転覆したひとつとなった『年金記録問題』があります 日の年金記録に問題があり、コンピュータに記

    年金の課題と労働信仰 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/05/16
    既に現役2人で1人を支える状況では、支給年齢の引き上げと額の減少は避けられないでしょうね。そうなっても、フランスとは違い、日本人は仕方ないから死ぬまで働くか‥、と嘆くだけのような気がします。
  • 家柄重視から学歴重視・・次に来るのは・・ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    社会変化と人の価値 動物の群れでは1番強い動物がリーダーになります 人間社会も大昔は『腕力』が一番強いものがトップになっていたと思いますが、中世当たりの成熟した社会では『家柄』が重視されるようになります 家柄により進学できる学校や結婚相手が違ってくる時代がかなり長く続きます ロミオとジュリエットの世界ですね さらに社会の成熟が進み民主主義になってくると『学歴』が人の価値の中心になってきます 会社の募集要項が「高卒以上」と決められていれば、面接官が「良い人物だ」と感じてもはじかれてしまいます 民主主義は社会主義と違い非常に時間のかかるシステムで、昭和の時代では「女は短大でいい」「早慶になど行かずに女子大にしろ」などと言う親が結構いて、頭がかなりいいのにSランクの大学には行けない女性もいました とはいえ、家柄など関係なく結婚出来て、どこの家の生まれでも東大を目指して官僚にもなれるという社会は非

    家柄重視から学歴重視・・次に来るのは・・ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/05/08
    私が就職した頃は、「指定校制度」の名残は一部でありました。今は、企業側は常に戦力を求める時代。学生側も、自分のキャリアやスキルを磨ける企業を選択するのでしょうね。
  • 老いても子に従わない - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    気が付けばシニアばかりの会社に 日経済の冷え込みが格化しだした2000年、一緒に支店長になった同期のKがいます その年に新任で支店長になったのは私とKの二人だけで、新たに支店が増えたわけではなく、2名の支店長が降職になったからという寒い理由です 私は24年勤めて転職しましたが、その3年後にKも営業サポート室室長として移ってきました 私も5年前に地元に戻り、Kも「親が高齢になった」という同じ理由で地元東北の新卒入社で働いていた時の会社の後輩の社長に引っ張られ最後の職に就きます 同じようなサイクルで動いている元同期です そんなKが「久しぶりに会おう」と言ってきましたので、東京へ出向きます Kの会社の社長も同席していました 私がその社長の元採用担当者だったので久しぶりの再開です 首都圏に多く進出して支店も20に迫るほどの急成長をしています 「新卒の採用に手を貸していただけないでしょうか?」と

    老いても子に従わない - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/04/29
    昨今の新卒は育ち始めたかと思えばさっさと転職してしまいますが、定着すれば貴重な戦力です。中高年の逃げ切り姿勢の「シルバーキングダム」には驚きました。こうした会社には将来はないでしょうね。
  • 『自己責任』という呪縛 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    最近頻繁に聞くようになっいた「自己責任」 株をやっている同僚が「もう年金がいくらに減額されても大丈夫!ETF(株)だけで生きていける」と言っていました いわゆる4%ルールで十分な額に達したのだと思います 「人口の多い団塊ジュニアが高齢者になる頃は少子化とデットクロスして、年金なんてどのくらい減額されるかわかったもんじゃない」と人は予測しています 20代の貯蓄額には大差がなく全員が少ないです これが50代になると貯蓄額にかなりに格差が生じてます 子供の教育費の有無・節約の意識の差・収入の差などで何十年の間にかなりの開きがでてきます 『富(お金)は知のないところから知のある方へ流れていく』 は経済学の時間に教わりましたが、知がないと搾取されるばかりです 搾取とは税金だけではなく、広告・CMなどで誘導されて消費してしまうものや、不安をあおられて必要もない保険に入ってしまうなど様々です 高額の老

    『自己責任』という呪縛 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2023/04/23
    自己責任という言葉は、かつては、一定の予測不可能なことへの責任回避として多く用いられてきました。最近は、あらゆる場面で、本来責任を果たすべき者の責任逃れが見られるような気がします。
  • 人事や親が知るべき若者の就職観 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    昭和の就職観は風化していく ここ10年ほど新入社員と話していると「就職観が年々変化しているな」ということに気づかされます 特に親との就職観の違いです これから日を支えるZ世代の親は、その多くがバブル経済崩壊後の日を支えたX世代です Z世代が腹に堕ちない親の言葉で 「企業に就職したら定年まで勤めあげなければならない」という終身雇用の概念です 「もしミスマッチで自分と相性の悪い会社に入ってしまったら・・・」 「これだけ変化の激しい世の中で、その会社自体存在の必要が無くなったら・・・」 「その産業自体衰退しはじめたら・・・」 「最後まで縛られるって奴隷的思考じゃないか!」 終身雇用を強く打ち出している企業に対しては 「万年人手不足ではないのか?人が定着しないのではないか?」と勘繰ったりします 人それぞれですが「3回~5回は転職することになりそうだ」ということはよくわかっています 内定を出した

    人事や親が知るべき若者の就職観 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2023/04/10
    昭和末期に就職した身としては、終身雇用が当然でしたが、平成の半ば過ぎからの新卒は、いとも簡単に転職していきます。流動性のある就職感も、やる気のある人間にとっては、充実した人生を送れそうな気がします。
  • 陽方向にばかり着目し陰方向は見たがらない - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    東洋哲学は素晴らしい 私がよく使う言葉に道教思想からくる『一極二元論』があります 『一極二元論』とは「ひとつの極は陰陽二方向に進む」という考えです 人類は「飢えのない社会」の仕組みを創り続け「病気の治療法」に取り組み続けました 健康・長寿という陽方向にひたすら邁進するのが人間です 結果、長寿社会からくる年金・医療・介護などの問題が発生してきます 陽方向に進んだ分、陰方向にも進んでいるのですが、懸命に治療法に挑んでいる時には「この病気が治せるようになると長寿になり年金が破綻しかねない」とは考えません この陰陽のバランスをとるのが政(まつりごと)=政治 と言われ、私たち庶民が考えない陰方向の分析・対策をしっかりしてくれる政を司る賢い人たちになります 日は飲業への参入障壁が低く、結果「種類が多い」「美味しい」「安い」文化を築きましたが、太りすぎにも悩まされています 美味しいものをべたい

    陽方向にばかり着目し陰方向は見たがらない - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/04/03
    私人や私企業にはできない、将来を見据えてバランスをとるのが為政者ですね。私が、就職した時には既に少子高齢社会の到来が予想されていました。今更、マッタなしという姿勢は理解しかねます。
  • 頭でなく心で考える - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    共感能力が未熟 若いうちは暗記力などの学習能力は高いですが、共感能力が未熟で人の気持ちに対する理解力が脆弱です 子供でも人の気持ちがよくわかる子供もいますが、いじめ問題のように「人の心の痛み」より「楽しさや快感」の方が勝ってしまいます 昔の先生は問答無用に生徒を押さえつけることができましたが「今の先生はそんなことできない」ということも子供たちは知っています 特に男子は共感力が未熟なまま身体は大人並みになってきますから中高生辺りは非常に危険な時期といえますので、個人的には日の少年法はぬるすぎると思います 年齢を重ねると共感力が磨かれてきますので、人の気持ちがよくわかるようになります 「親はまだ若いのでつい子供の気持ちも考えず強くあたってしまう」 「祖父母は気持ちがよくわかるようになっているので孫にも温かい言葉で接することができる」 よく見る光景です 年齢を重ねるごとに共感力=人の気持ちの理

    頭でなく心で考える - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2023/03/29
    能力主義など急激な社会の変化からか、ややもすると人間としての心を忘れかかった時代かも知れません。「集団自決」も知識としては理解していても、その意味に心が及ばない人もいるんでしょうね。
  • 思考は偏りやすい - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    なぜか極端な思想が注目される 「少子高齢化で日は滅ぶ」 「政治が無能で日は終わる」 「いずれ中国の属国になる」 「温暖化で異常気象となり世界は滅ぶ」 なぜか極端な思想が注目を集めます 有名大学の教授という肩書があるにもかかわらず「老人は集団自決すべきだ」と発言し、マスコミも取り上げたりします ちょっと頭が弱くて、社会に恨みを持った人の言葉ではありません 難関大学で頭脳明晰な学生に教えている大学教授の言葉です 周りにも「日の今の政治家は無能だから年金は破綻する!」という人がいますが「その対策は何をしてるの?」と聞くと、何もしていません 「人生100年になる」「定年後は働きたくない」「年金はなくなる」と言ってるわりに全く対策はないようです iDeCoNISA、YouTubeや不動産投資、そして様々な副業がありますが、考えるのも動くのも面倒くさいようです 前回「脳の老化を防ぐためにバラン

    思考は偏りやすい - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2023/03/20
    極端な意見、センセーショナルな意見ほど大衆受けする気がします。ネット社会になってから、特にその傾向が強まっているように感じます。柔軟な思考力を養っていきたいものです。
  • 戦略的に縮む - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    人口減は悪いことなのか? 「出生率が下がり日は人口減少し続ける」 「少子高齢化で日は未来がない」 確かに『人口ボーナス』という言葉があるように人口が増え続ける方が未来は明るいような気がします 人口が増えれば消費が増え、生産も上がり、税収も増える・・・良いことばかりだ!とも言えないようです ただ、世界の貧困国を見ると「人口が増え過ぎて仕事がなく失業率が高い」国も多いです 失業率が増えると治安も悪化し、当然生活水準も下がります 「人口が増えれば豊かになる!」「人口は増えた方がいい」とは言えません 基的には「貧しい国ほど出生率が高い」「豊かな国ほど出生率が低い」ようです 日も昭和を迎えた時「我が国の人口の限界は8000万人」と予測していたようです 「それ以上は面倒をみきれない」ということです 現実は1億2000万人を越え、人の生活も世界的に観て高水準な生活レベルを維持できてます 日は『

    戦略的に縮む - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2023/03/03
    GDP2位の経験をした日本ですが、1人当たりのGDPや労働生産性は決して高くありません。人口が減少すれば国力の維持は難しいでしょう。戦略的に縮むのは大事ですが、少子化対策を数十年も放置した国が成せるか疑問です。
  • これから社会に出るZ世代へー1 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    入社研修で伝えてきたこと 新卒で社会に出る人はいよいよカウントダウンですね 入社手続きを行う人事担当者や教育研修担当者は準備に追われる頃です 新入社員の研修を長年やっていると、年々伝えたいことが多くなりますが、日は絞って私なりに知っておいてほしいことを書き綴ってみます あくまでも個人的なものです 1.世界は少しづつ良くなっている 報道やSNSなどを見ていると「世界はどんどん悪くなっている」ように感じる人もいるかもしれませんが、実際は世界はどんどん良くなっています 飛行機が無事に米国についたなどはニュースになりませんが堕ちればニュースになります 報道は基的に不幸な事故・事件を発信します ニュース番組を見続けると「世界はどんどん悪くなっている」ように感じてしまいますが錯覚です SNSでも「日は終わり」「この業界はオワコン」などと発信する人が多いですが、基的に人間は過去を美化して未来を不

    これから社会に出るZ世代へー1 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/02/21
    新卒の人は、これまでの人生の少なくとも2倍の長さを労働することになります。若いうちはしっかりと自分を探し、実りある人生を送ってほしいものです。
  • 意欲と能力 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    4つのランク 高校生の時の担任が受験に対しての指導の時に「人には4つのランクがある」と言いました 一番は ⇒頭のいい奴が努力すること 二番目は⇒頭は良くないが良く努力する奴 三番目は⇒頭はいいが努力しない奴 四番目は⇒頭も良くないし努力もしない奴 と言い、素直に腹に堕ちました 「努力次第で成果は変わる」は学生には正しい助言だと思います 中高生の時は、やる気・根気・努力・忍耐力などは高く評価されるべき年代です 教師も『意識高い系人間』にすべく様々なことを言ってきます 妙に賢くて博識である人間より、目標に向かって一直線である多少単純なタイプの方が教師も成果を出させやすいです 「ダメな部分は努力で補う!」は学生にはあるべき姿だと思います モルトケの法則 プロイセン参謀総長を務め、対デンマーク戦争・普墺戦争・普仏戦争を勝利に導き、ドイツ統一に貢献した『近代ドイツ陸軍の父』と呼ばれるヘルムート・カー

    意欲と能力 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/02/02
    意欲が低い方が、組織から重んじられ、しかも安全な所に配置されるというのは、サラリーマン人生を振り返ると思い当たる節があります。
  • 運の悪さはうつる? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    意外に重視されてきた運の良さ 明治の海軍大臣官房主事に任命された山権兵衛は「今の海軍では海外列強に太刀打ちできない」とを痛感しており、 海軍の組織再編成を行うため局長、部長クラスを含む海軍士官計97名をリストラするという大改革を行いました 現在の企業で言えば課長以上がすべて排除されたような日史上最大のリストラですが、なぜか一人だけ保留にされます 後に連合艦隊総司令官となる東郷 平八郎で、理由は『強運だから』ということです 大学生の採用面接をしている時に2浪1留の学生の面接をしました 担任の先生に「君はもっと高い学校を狙うべき」 親には「1校に絞りなさい」と言われ 留年も金銭的な家庭な理由がありました 苦労しているのがにじみ出ている学生でしたが、一緒の面接官をしていた人事企画課の課長が「運の悪い人間は採用できない」と言います 「ええ、なぜ?」と思いますが、教育研修課の課長も「ここまで運が

    運の悪さはうつる? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    kirakunist
    kirakunist 2023/01/22
    人生を運が悪かったとみる人もいるでしょうし、逆境をバネにして成功した人います。運も実力のうち、ということでしょうか‥。
  • どう生き、どう学ぶか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    今日が人生の最後の日だとしたら 「寝室を出るときから今日は死ぬ番であると心に決めなさい! その覚悟があればものに動ずることがない」 藤堂高虎の言葉です 弱肉強の戦乱の世だからこその言葉ですが「今日死ぬかもしれない」と思えば何をすべきかの優先順位が明確になります 物事を迷うこともなくなりそうです スティーブ・ジョブズのスピーチでも 「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは当に自分のやりたいことだろうか?」 今日が人生最後の日だとしたら・・・・ 何か当に大切なものや、やるべきことがわかるような気がします 「そのうちやるか・・・」 「別に今でなくても・・・」 と『大切なことだが急がないもの』は常に後回しにしがちです そう考えると「人生は長いから・・・」と考えてしまいます 「今日で終わり」という経験は後回しにした夏休みの宿題くらいしか経験がないです 『人は1日に10回しか

    どう生き、どう学ぶか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2023/01/17
    若い世代は人生に限りがあると実感している人は少ないでしょうね。ですが、人生は有限。どう生き、どう学ぶか常に真剣に考えないとあっという間に過ぎ去ってしまいます。
  • 対立構造と分断本能 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    なぜか対立構造にしてしまう トヨタ自動車の豊田章男社長が「これからは電気自動車でなく水素自動車ですか?」という質問に対して 「なんで皆○○VS■■の対立構造にしたがるのだろう?」 「水素自動車も選択肢の一つ、電気自動車もハイブリッドもすべて選択肢の一つにすぎないという全方位戦略を説いているのに、周りは二極対立構造にしたがる」 と述べていました 昨年の今頃は「世界がEVにシフトしているのにトヨタは水素自動車に力を入れている!完全に間違った舵のきり方をしている!」という批判の声が渦巻いていました 「ガソリン車が3時間かかる距離をEVは充電に時間を要し11時間もかかった」 「電池の劣化が早く年々航続距離が落ち、中古車ではかなり安く取引されている」 「EVにのっている人は次はEVは購入しないと言っている」 「電池の値段は下がらずEVはずっと富裕層しか所有できないモビリティになる」 「EVは生産工程

    対立構造と分断本能 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 今年の世界のリスクを議論すべき - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    発表された今年の世界10大リスクを子供と議論する アメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」が「今年の10大リスク」を発表しました 1.ならず者国家ロシア 2.権力が最大化された習近平国家主席 3.テクノロジーの進歩による社会混乱 4.インフレの衝撃波 5.追い込まれたイラン 6.エネルギー危機 7.阻害される世界の発展 8.アメリカの分断 9.デジタルネイティブ世代の台頭 10.水不足 だそうです このようなテーマは職場の仲間や高校生以上であれば親子でぜひ議論すべき内容だと思います コロナ関連が消えてロシア関連が増えてきたのが印象的です コロナはもう過去の出来事になってしまった国もあれば、日のようにいまだに報道の中心になっている国もあります 日には日の問題点があり、業界には業界の問題点があり、組織にはその組織なりの問題点があり、家庭にはその家庭なりの問題点があり「世界のことなど気が

    今年の世界のリスクを議論すべき - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2023/01/09
    近年、戦後築かれてきたと考えていた価値観や世界秩序が大きく崩れています。日本も混迷を極めています。こうした時代だからこそリスクを議論することが重要ですね。
  • 規則はきびしい方がいいのか? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    コロナ対策も各国それぞれ 総じて学校の強いスポーツ部は規則が厳しいです 難関大学に進む進学校は生徒自らが自分に厳しいようです とはいえ厳しいと言っても3年間の我慢ですが、大きな組織や国家の規則はきびしい方がいいのでしょうか? 各国のコロナ対策を見てみても、南アメリカのように「ノーガード戦法」など政府が特に何もしない国もあれば、中国のように「ゼロコロナ」で厳しく取り締まる国もありました セロトニンの多い欧米諸国は楽観的で自由を求め「これ以上マスクの着用を強要すると支持率が落ちる」のですぐにマスクの強要を止めます 対して東アジアはセロトニンが少ない民族なので「マスクとってもいいですよ」などと言おうものなら逆に支持率が落ちます 日も、中国も、台湾も、韓国も民族的にコロナを恐れていました 2020年の12月時点のコロナ対策の評価を見てみると(感染者数・死者数) 成功した5カ国 1位 台湾 (67

    規則はきびしい方がいいのか? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2023/01/02
    明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
  • もし45歳定年になったら・・・ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    終身雇用維持が不可能なのはわかるけど 「日が三流国に落ちる前に45歳定年制の導入を!」 サントリーホールディングスの新浪剛史社長(62)の発言により人事関連の社員のみならず、多くのサラリーマンが「もし45歳定年になったら・・・」を考え始めました 新浪社長の考えはごもっともで、実現すれば日は完全実力主義の強い国になりますが、人間というものはそんなに簡単に頭の構造を変えることはできません 都合の悪い思想はいい悪いに関係なくバッシングされます 実現すれば年収2000万組も増えますが、200万組も増え2極化します トータルでは「国民の所得は増えた!めでたしめでたし」となりますが、米国のような格差社会になります 45歳といえば子どもは中学生かそれ以下となり、これから最も教育費がかかる時期を迎える年齢で、その時期に収入が不安定になるとその後の子供の進学も危うくなる年齢です 45歳以上早期退職制度を

    もし45歳定年になったら・・・ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
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    kirakunist 2022/10/02
    国策(法制度)では定年延長に向かっていますが、課題もありますね。富めるものがさらに富む社会か、平等に貧乏になる社会かの選択の時期、なるほどです。