米大統領選の民主党候補レースで、左派のウォーレン上院議員がついに首位に躍り出た。時を同じくして、映画『ジョーカー』が公開直後から大ヒットしている。まったくの偶然に見える2つの事象だが、NHK「国際報道2019」の池畑修平キャスターは「共通因子がある」と指摘する。 「ウクライナ疑惑」が飛び火 来年の米大統領選挙で政権奪還を目指す民主党の候補者レースが、予想外の展開となっている。エリザベス・ウォーレン上院議員がジョー・バイデン前副大統領を抜き去ったのだ。 米国の政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が10月8日にまとめた各種世論調査の平均値をみると、ウォーレン氏の支持率が26.6%となり、26.4%のバイデン氏を僅差ながら上回った。