僕は贅沢な暮らしの犠牲者 僕の父親は会社役員だったから年収1200~2000万円ほどあり、高級車などは会社持ちで用意してくれがために、比較的裕福な暮らしだった。 その上、母親もバリバリ働きに出ていたことで、二人とも値札を見ない買い物を良くしていた。 この話をすると羨ましいと思う人もいるかもしれないが、それは勘違い甚だしい。 一見すると猿だけど、チンパンジーのような話である。 僕は恵まれた環境の犠牲者だ。 僕が求めていたのは札束なんかじゃなくて、引き続く愛情だった でも愛を求めて彷徨ったが、いつまで経っても愛の所在地は分からずじまいだった。 愛は一体どこにあるのだろう? 父や母が、金と一緒に僕へ手渡したのは、誘惑・快楽・刺激・堕落・麻痺・狂気・倦怠・中毒・依存などなど、神経に作用する負の要素であり、総合すると借金をさせられているような気持ちになっていた。 好き放題なんでも買って貰って得をしつ
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