科学技術振興機構(中村道治理事長)は、先月25日から今月3日までの間、同機構のホームページの一部が改ざんされていたと発表した。 改ざんされたページを開くと、ウイルスに感染する恐れがある。同機構は、今のところ被害はないとしており、ホームページを見た人に対し、注意を呼びかけている。 同機構によると、改ざんされたのは、科学技術動向などを紹介する「研究開発戦略センター」のホームページの一部。海外の科学技術動向を紹介するページが、先月25日午後に改ざんされた可能性があるとみている。同機構はこのページを削除した。3日になって他のページも改ざんされていたことも分かり、同機構は同センターのホームページを閲覧できないようにした。 同センターのホームページは、平日で1日180人ほどが閲覧している。同機構は、2年前にも同様の改ざんがあり、監視機能を強化するとしていた。