車の電動化が加速する中、EV=電気自動車の要であるモーターをホイールの内側に収める技術の開発に、自動車メーカー以外の企業も参入し、開発競争が加速しています。 現在のEVでは、モーターを前輪や後輪のシャフト部分に設置して車輪を駆動するケースが一般的です。 こうした中、日立製作所は、モーターをホイールの内側に収め、ブレーキと出力を制御するインバーターを一体化したシステムを開発しました。 「インホイールモーター」と呼ばれるこの方式では、直接ホイールにモーターの力を伝えることが可能になり、効率が高まります。 日立では、これまでのEVと比べ航続距離を1割から2割程度伸ばせるとしています。 今後、車両に搭載して実験を行い、実用化を目指す方針です。 日立製作所 モビリティドライブ研究部の高橋暁史部長は「量産のためにはコスト削減が課題となるので、製造方法を含め検討していく」と話しています。 「インホイール
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