ブックマーク / www.asahi.com (18)

  • ビニール突然破裂「想定外」 内部被曝招いたずさん管理:朝日新聞デジタル

    原子力研究開発機構が起こした国内最悪の内部被曝(ひばく)事故。これまで何度も問題になってきた、原子力機構による放射性物質のずさんな管理が再び繰り返された。作業員が吸ったプルトニウムは体内に長い間とどまり、がんのリスクを高めると指摘されている。 被曝(ひばく)事故があったのは、26年前に封がされた保管容器の中身を確かめようとした時だった。 原子力機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)にある燃料研究棟。6日朝、作業にあたる職員5人が分析室に直径10センチほどのステンレス製の保管容器を持ち込み、分析用の作業台に載せた。保管容器の中には、プルトニウムとウランなどの酸化物が入ったポリ容器が、二重のビニール袋に包まれて入っていた。 午前11時15分ごろ、50代の男性職員が6のボルトを緩めて保管容器のフタを開けると、突然、ビニール袋が破れ、中にあった放射性物質が飛び散った。この職員は2万2千ベ

    ビニール突然破裂「想定外」 内部被曝招いたずさん管理:朝日新聞デジタル
  • 麻生財務相「その程度の国だということですよ」:朝日新聞デジタル

    (パリ協定の前の温暖化対策の枠組みの)京都議定書ができたときに、アメリカが言っていたことを覚えていますか。中国が入っていない、やっても意味がないと言われながらも日が主導し、結果的にきちんとその方向でことが流れるようになった。それが終わってパリ協定ができて、百数十カ国が入ることになったが、アメリカがいま、化石燃料の消費の面からみて経済に及ぼす影響がいかがなものかと。シェールガスやシェールオイルのおかげで、アメリカはいま輸出する側になっているから、「ちょっと待て」という話だと思いますけど。 もともと国際連盟をつくったのはどこだったか。アメリカがつくった。それでどこが入らなかったのか。アメリカですよ。その程度の国だということですよ。(閣議後会見で)

    麻生財務相「その程度の国だということですよ」:朝日新聞デジタル
  • コンビニ前の灰皿、受動喫煙被害?近隣住民による訴訟も:朝日新聞デジタル

    世界禁煙デーの5月31日、6日までの禁煙週間が始まった。政府は2020年東京五輪・パラリンピックをにらみ、受動喫煙対策の強化を検討。飲店の「屋内禁煙」が取りざたされる中、コンビニエンスストア前などの「屋外喫煙」にも市民の厳しい目が向けられている。 名古屋地裁で4月、名古屋市昭和区のコンビニ店経営者と近隣の主婦水島早苗さん(57)との間で和解が成立した。 訴訟で、原告の水島さんは、近所のコンビニ店の前にある灰皿の撤去などを求めた。日頃から、水島さんが最寄り駅に向かう際にこの店の前を通るため、「受動喫煙被害を受けた」と主張していた。 一方の店側は「ポイ捨て防止が趣旨」「原告が健康被害を被ったとは思われない」と反論。ただ、提訴された後に灰皿を撤去しており、今後も置かないことなどを約束して和解した。 水島さんは「コンビニ前は子どもや病気の人も通る。コンビニ業界は対策を進めてほしい」と訴える。 店

    コンビニ前の灰皿、受動喫煙被害?近隣住民による訴訟も:朝日新聞デジタル
  • 京町家をリノベ、宿泊施設に ワコール参入、50軒目標:朝日新聞デジタル

    女性下着大手のワコールホールディングス(京都市)は30日、宿泊施設の運営事業に参入すると発表した。来春から京都市内の町家を改装して提供し、観光客らの施設不足に対応する。5年ほどかけて約50軒の運営をめざす。 事業子会社のワコールが、町家や古民家の所有者から建物を借りて改装する。外観は生かしつつ、内装は和風ながら現代アートも採り入れる。宿泊料のもうけの一部を建物の所有者に家賃として払う仕組みだ。町歩きや文化体験の講座、イベントなども検討中で、いずれは京都市外にも広げたいという。 京都市の町家は、所有者の高齢化で建物の老朽化や空き家の増加が問題となっている。市によると、市内の外国人宿泊者数は2020年には440万人に膨らむ見込みで、宿泊施設の不足が課題だ。ワコールは下着以外にも事業分野を広げており、今回は地元企業としても地域に貢献する考えだ。(金有加)

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  • 金魚、ご長寿「32歳」 人間なら100歳超 大阪:朝日新聞デジタル

    大阪府寝屋川市に、32年間生きている金魚がいる。人間なら100歳以上のご長寿。市内で音楽教室を営む佐々木郁子さん(72)が、愛情を込めて育ててきた。金魚の養殖業者によると、寿命は長くて15年ほどといい、ギネス記録の更新にも期待がかかる。 「金太郎」が佐々木さんと暮らすようになったのは1984年。教室の教え子から、夏祭りの屋台ですくった金魚2匹を、「飼えないから」と託された。1匹は昨年に死んだものの、金太郎は今も玄関にある水槽で元気に泳いでいる。最初3センチほどだった体長は、約25センチにまで成長した。 「命を預かったからには、長生きさせたいと思いました」と佐々木さん。 抗酸化作用があるとされるポリフェノール入りの餌を1日1回、フンの量を確かめながら適量を与える。月1回は水を交換。夏場は水槽に扇風機をあて、冬場はストーブを近づけて水温を25~30度に保つ。傷を見つけたら、脱脂綿で消毒液を塗っ

    金魚、ご長寿「32歳」 人間なら100歳超 大阪:朝日新聞デジタル
  • 「ただの女の子としたくない」リンさん父、実名報道要望:朝日新聞デジタル

    千葉県松戸市の小学3年レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が殺害された事件で、同小の保護者会長だった渋谷恭正容疑者(46)が殺人罪などで起訴された。ただ、黙秘しており、遺族は裁判で真実が明らかになることを願っている。 「娘を返してほしい。かなわないことは分かっているけど、ただただ願い続けている」。リンさんの父親レェ・アイン・ハオさん(34)は26日夕、松戸市内の自宅で、報道陣にそう語った。 ハオさんは「これから成長し、長い人生を歩んでいくはずだった。突然すべてを絶たれてしまった」と悔しそうに話し、漢字を練習したり家族と出かけたりする娘の写真を示した。起訴された渋谷容疑者に対し、「法律としてはまだ犯人じゃないが、もし犯人なら真実を知りたい」と述べ、「娘に何があったのか裁判で今後明らかになり、厳罰に処されることを強く望みます」と訴えた。 また、娘の氏名を実名で報じるよう求め、「ただの女の子

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  • 社長のホテル代高すぎ テレビ宮崎に600万円追徴課税:朝日新聞デジタル

    テレビ宮崎(宮崎市、UMK)が熊国税局の税務調査を受け、源泉所得税など600万円超を追徴課税されていたことがわかった。渡辺道徳社長の宿泊費のうち社内規定の上限を超える分が社長の個人所得と認定されたという。追加納付した分は渡辺社長が同社に支払ったが、その後に役員報酬の引き上げで補塡(ほてん)されたという。 関係者によると、渡辺社長は出張時に高級ホテルを利用しており、社内規定の上限を超えた分も会社が負担していた。規定を超えた額は2015年度までの4年間で1千万円超にのぼり、国税局に社長の個人所得と認定されたという。 上限を超えて支出した理由について、UMKは取材に「社長は病気を抱えており、医療態勢の整っているホテルに泊まる必要があった」と説明している。 一方、同社によると、渡辺社長は16年に追徴分を会社に返納したが、その後に役員報酬が引き上げられ、全額が補塡されていた。同社はコンプライアンス

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  • 通学路を車で暴走、車内から動画撮影し投稿か 大阪:朝日新聞デジタル

    大阪府門真市にある住宅街の通学路で、車がクラクションを鳴らしながら猛スピードで走る様子を車内から撮影した動画が、インターネットの動画投稿サイトなどに投稿された。下校中とみられる小中学生が慌てて車を避ける様子が映っていて、門真署が防犯カメラの映像を調べるなどして運転者の特定を進めている。 動画は約20秒。市教委によると19日午後4時ごろ、同市沖町で撮影されたとみられる。近くに市立第二中学校と沖小学校があり、現場は通学路になっている。 動画では、住宅街の狭い道路を、約150メートルにわたり何度もクラクションを鳴らしながら速度を落とさずに走る様子や、驚いた多くの生徒らが道路脇に逃げる姿が映っている。車内の男が発したとみられる「どけこら、お前ら」という声も入っていた。市教委は、現場の通学路の見守り活動などを強化しているという。

    通学路を車で暴走、車内から動画撮影し投稿か 大阪:朝日新聞デジタル
  • 学校のプール、水を抜いたら…大量の希少サンショウウオ:朝日新聞デジタル

    佐賀県唐津市鎮西町の市立名護屋小学校(堤和隆校長、104人)のプールで25日、希少種のカスミサンショウウオが数百匹見つかった。多くは水を抜く際に排水口に吸い込まれていったが、児童たちが捕まえたうち30匹ほどを水槽で飼うことにした。 夏の水泳の時期を前にプールを掃除すると、毎年オタマジャクシやヤゴに交じって数匹は発見されるそうだ。だが今年は違った。掃除を控え、24日に大半の水を抜いたところ、見たこともない数のカスミサンショウウオが身をよじるように動いていたという。 カスミサンショウウオは体長10センチ前後で灰褐色。海岸線から丘陵地の雑木林に生息していて、同小のプールを囲む林が格好のすみかになっているようだ。身近にいる希少種を教材にしたいと春先、中学校の理科の教師が捕りに来たが、その時は見つからなかったという。今回、大量に現れた理由については、教職員も首をかしげるばかりだ。 プールを掃除しなが

    学校のプール、水を抜いたら…大量の希少サンショウウオ:朝日新聞デジタル
  • スーモのバルーン窃盗容疑で逮捕 「触ると癒やされる」:朝日新聞デジタル

    不動産情報サイト「SUUMO」のキャラクター「スーモ」が描かれたバルーンを盗んだとして、大阪東大阪市のタクシー運転手の男(53)が19日、窃盗などの疑いで大阪府警に逮捕された。府警が男の自宅や車を家宅捜索したところ、スーモなどのバルーンが計20個あり、「触って癒やされるために盗んだ」と話しているという。 南署の発表によると、男は17日午前11時10分ごろ、大阪市中央区の不動産仲介店で、店内にあった高さ約1・5メートル、幅約50センチのバルーン(1万円相当)を盗んだ疑いがある。男は業務中で、バルーンをタクシーのトランクに入れて立ち去るところを、店にいた経営者の男性が発見して通報した。 男は一人暮らしで、寝室のベッドの周りには、スーモのほか、品会社のキャラクターが描かれたバルーンなどが置かれていたという。

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  • 銀行カードローン、全銀協が調査へ 業界、規制に否定的:朝日新聞デジタル

    無担保で多額のお金を貸す銀行カードローンを巡り、全国銀行協会(会長=小山田隆・三菱東京UFJ銀行頭取)は18日、各行の過剰融資防止策を調査していると発表した。消費者金融より規制が緩い中で貸付額が急増し、多重債務を起こす懸念が強まっているためだ。一部で貸付額の上限引き下げの動きは出てきたが、業界は消費者金融並みの法規制強化には否定的だ。 全銀協は各銀行にアンケートを行い、過剰融資を防ぐための取り組みを5月中にまとめ、必要な方策を検討する。借り過ぎを防ぐ啓発活動も始める。18日の定例記者会見で小山田会長は、「カードローン業務をしっかり見直していく必要がある」と述べた。 銀行カードローンへの視線は厳しい。消費者金融は貸付額に「年収の3分の1以下」という「総量規制」があるが、銀行にはなく、貸付額が急増。日銀行が18日公表した統計では、2016年度末の残高は、前年度比9・4%増の5兆6024億円だ

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  • 疑惑捜査、米司法省の反旗 トランプ氏「やらせておけ」:朝日新聞デジタル

    トランプ米政権をめぐる「ロシア疑惑」に、独立した立場で捜査する「特別検察官」のメスが入ることになった。司法省がホワイトハウスに反旗を翻して任命に踏み切った形だ。焦点は、大統領選に介入したロシアトランプ氏陣営の共謀や、トランプ大統領による司法妨害の有無。疑惑の真相究明は新たな局面に向かう。 発表30分前、ホワイトハウスに通告 「特殊な状況下で、通常の指揮系統から独立した権限の下に、今回の捜査を位置づけることが公益にかなうと決断した」 司法省のローゼンスタイン副長官は17日、声明を出し、「ロシア疑惑」追及のための特別検察官に、マラー元連邦捜査局(FBI)長官を起用した。 ホワイトハウスにはまったくの「寝耳に水」だった。スパイサー大統領報道官は前日の記者会見で「率直に言って、特別検察官は必要ない」と語っていた。 米紙ワシントン・ポストによれば、ホワイトハウスに決定が伝わったのは声明が発表される

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  • オウムのテロ、「共謀罪」では防げなかった 江川紹子氏:朝日新聞デジタル

    猛毒のサリンを使った凶悪事件などを次々に起こし、社会に混乱を招いたオウム真理教を長く取材してきたジャーナリストの江川紹子さん(58)は、この法律についてどう考えているのか。 《オウム真理教の暴走は共謀罪では防げなかった。》 共謀罪の適用対象とされる「組織的犯罪集団」について、安倍首相は地下鉄サリン事件(1995年)を起こしたオウム真理教を例に、「当初は宗教法人として認められた団体だったが、犯罪集団に一変した」と説明した。 最近、「共謀罪があれば、地下鉄サリン事件は防げた」という声を耳にするが、それは間違いだ。教団の関与が疑われる事件は数年前から各地で起きていた。既遂事件がいくつもあったのに、それらを真摯(しんし)に捜査しなかった警察の姿勢こそが問題だった。 89年の坂堤弁護士一家殺害事件も、当時の警察幹部は「失踪」との見立てにこだわった。家族が警察に届けた時点では実行犯は車で移動中だった

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  • 米、高官に質問繰り返した記者逮捕 「政治活動を妨害」:朝日新聞デジタル

    米ウェストバージニア州の州都チャールストンの州議事堂でトランプ政権のプライス厚生長官に質問を繰り返した記者が「政府の活動を意図的に妨害した」として現行犯逮捕された。人権団体は10日、「表現の自由への攻撃」との声明を出し、懸念を表明した。 地元紙によると、地元メディアのダン・ヘイマン記者(54)は9日、政権が公約に掲げてきた医療保険制度改革法(オバマケア)の代替案の内容を質問しながら、プライス氏とトランプ大統領の側近、コンウェイ大統領顧問を追いかけ、逮捕、勾留された。勤務先が保釈金5千ドル(約57万円)を払って保釈されたという。 同記者は、質問に応じない閣僚に粘り強く答えを求めるという「自分の仕事をしただけ」と記者会見で述べた。一方、ロイター通信によると、州当局は「単に質問しようとしただけではなく、警護官を押しのけようとした」と話している。 人権擁護で有力な米自由人権協会(ACLU)は、現場

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  • 共謀罪「当時は通すつもりなかった」 杉浦元法相に聞く:朝日新聞デジタル

    「共謀罪」法案は小泉政権時代から3度の廃案を経て、足かけ十数年にわたり議論されてきた。なぜ成立しなかったのか。衆院法務委員会で採決寸前まで行った2006年の通常国会当時に法相を務めていた元衆院議員の杉浦正健弁護士(82)に聞いた。 ――「共謀罪」を創設する法案は3度の廃案を繰り返し、2000年代から足かけ10年以上にわたって審議された。なぜ、ここまで時間がかかったか。 日政府が00年に国際組織犯罪防止条約に署名し、外務省が「加盟するには共謀罪の創設が必要だから」と主張しているのを聞いた時は、「なにを言っているんだ」と思いましたね。 日には共謀共同正犯の判例理論が確立していて、幅広く共犯を処罰できる。創設せずに対応できるとして「留保」を付けて加入する選択肢もあっただろうと。対象犯罪が600以上というのも「多すぎる」というのが、当時の素朴な感覚でした。 ――とはいえ、当時の国会審議や会見で

    共謀罪「当時は通すつもりなかった」 杉浦元法相に聞く:朝日新聞デジタル
  • 「決別」したのに…ルペン氏悩ます父 党除名後も存在感:朝日新聞デジタル

    フランス大統領選で、右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏(48)の選挙戦に、決別したはずの父ジャンマリ・ルペン氏(88)の存在が影を落としている。ジャンマリ氏が発言するたび、FNに染みついた「極右」「人種差別主義者」のイメージがよみがえる。対立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)はFNの排外主義的な主張に批判を強める。 党創設者のジャンマリ氏は2011年に党首の座をルペン氏に引き継いだ。ルペン氏は反欧州連合(EU)や移民規制などの方針は維持しつつ、人種差別的な発言を封じ込めて「ふつうの政党」路線にカジを切った。ジャンマリ氏は第2次大戦中のガス室によるユダヤ人虐殺を「歴史上のささいなこと」という発言を改めようとせず、15年に党から除名された。 ルペン氏は、除名後の父と距離を保ち、決選投票進出を決めた後も「政治的に完全に決別している」と話した。 一方の父は、娘が決選投票進出を決め

    「決別」したのに…ルペン氏悩ます父 党除名後も存在感:朝日新聞デジタル
  • 特別支援学校、3400教室不足 在籍者が急増:朝日新聞デジタル

    障害が比較的重い子どもが通う「特別支援学校」で深刻な教室不足が続き、2016年10月現在、3430教室が足りないことが文部科学省の調べでわかった。特別支援学校の在籍者が近年急増し、教室数が追いついていない。同省は教育に支障が出るおそれがあるとして、教育委員会に補助金の活用などによる教室不足の解消を求めている。 特別支援学校小、中学部の1学級は6人が上限で、重複障害の場合は3人。幼稚部から高等部までの在籍者は15年に13万8千人で、10年で1・36倍になった。特に知的障害のある子が増え、全体の9割を占める。比較的障害が軽い子が通う小中学校の特別支援学級の在籍者も15年に20万1千人で、10年で約2倍になった。 背景には、障害の診断が普及したことがある。障害があると診断されると、支援が得やすい教育を望む保護者が増えたとみられ、「特別支援教育への理解が深まった」(文科省担当者)との見方がある。

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  • 校歌が8番まである小学校 「死」「はりつけ」歌詞も:朝日新聞デジタル

    校歌が8番まである学校がある。農村に囲まれた福岡県うきは市の市立江南(えなみ)小学校。歌詞は、江戸時代の庄屋をたたえる内容で、明治後期に作られ、「死をもて誓いたる」「はりつけの刑罰」といった校歌らしからぬ文言もあるが、先人の遺訓として脈々と歌い継がれている。 校歌の歌詞は体育館のステージに向かって右側に1番から4番まで、左側に5番から8番までが分けて掲示されている。6日の始業式で、児童は右から左へ目線を動かしながら斉唱した。七五調の歌詞がリズムよく続き、2分20秒で歌い終わった。 元々は浮羽郡内唱歌として作られ、24番まである。そのうちの一部が校歌に採用された。前身の小学校から約140年の歴史があるが、いつ校歌になったのかは定かではない。鉄道唱歌の作詞者として名をはせた国文学者の大和田建樹(たけき)(1857~1910)が明治40年代に作詞。作曲は童謡「きんたろう」で知られる田村虎蔵(18

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