ところが、100円パソコンの値札は、もっとも大事なことを一切書いていないことがほとんど。契約内容をきちんと書くと下のような値札になる(筆者作成によるもの)。イー・モバイルの「にねんMAX」という契約方法を利用した場合の例だ。 100円パソコンの「100円」というのは、実は頭金になるだけの話なのだ。実際には「ネットブック本体」「データ通信カード」「データ通信の基本料金」の3つをセットにして、2年間で6万9700円を支払うことになる。間違っても「100円でパソコンが買える!」と理解してはいけない。 これだけで油断してはならない。先ほど挙げた「6万9700円」の金額には、データ通信の基本料しか含まれていないからだ。イー・モバイルの基本料に含まれる無料通信分は2万3825パケットで、データ量に換算するとたったの3Mバイト程度。場合によっては、Webサイト1ページを表示するだけでオーバーしてしまう。