寝坊した。起きたら10:30だった 会社のメンバー6人での集まりがあった。六本木に10:00 10:30に起きてしまった俺が、10:00に間に合う可能性はどうか。はっきり言おう。極めて低い まず物凄い勢いでこのベットから飛び起きたとする 1分で寝癖をとかし、30秒で歯を磨く、30秒でコンタクトを装着し、1分で服を着て家を出たとして、10:33。 そこから、かなり急がないと10:00に間に合わない。恐らく、ただガムシャラに急ぐだけではダメだろう。最低でも時空を、出来れば次元を超える必要がある 俺は時空を超えるべくいつもの大通りでタクシーを拾い、目的地と目標時間を告げる。おやおや、また戻すのかい?運ちゃんはニヤリと笑いアクセルをふんだ。赤信号を目の前に、留まるところを知らず加速するタクシーの速度は200km/hを超える。意識が朦朧とし、窓の外は虹色になった。タクシーが進んでいるのか戻っているの