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ブックマーク / wedge.ismedia.jp (6)

  • 急成長するEVに失速のきざしか?

    1976年生まれ。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。中国・南開大学に留学後、ジャーナリストとして活躍。著書に『幸福な監視国家・中国』(共著、NHK出版)など多数。千葉大学客員准教授を兼務。 電気自動車(EV)はこのまま普及するのか、それとも壁にぶち当たって失速するのか。 この数年というもの、飽きるほど聞いた論争だ。「脱炭素は世界的な潮流であり、逆転することはない」「実際に保有すればわかるが、加速性能や乗り味、あるいはOTA(オーバー・ザ・エアー、無線によるソフトウェアアップデート)などのユーザー体験は内燃車を上回っている」「実現間近の自動運転との相性の良さ」など普及派の論を聞くと、なるほどなるほどとうなずいてしまう。 一方で、「高額なバッテリーを使うEVは割高。補助金がなければ誰も買わない」「EVの製造時に莫大なエネルギーを消費するほか、充電するための電気を作るのにも温室

    急成長するEVに失速のきざしか?
  • 「ヤマザキ」が“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由

    批判も覚悟のうえで自ら情報提供 山崎製パン株式会社(ヤマザキ)が3月、一部の角パンに品添加物「臭素酸カリウム」を使い始めました。臭素酸カリウムは遺伝毒性発がん物質とされ、添加物批判の記事や書籍等では必ず、猛批判される物質。同社は、臭素酸カリウムを2014年以降は使っていませんでしたが、使用再開です。 しかも、2月25日からはウェブサイトで、自主的に使用再開を情報提供し始めました。法的には、告知する義務はないのに……。 さっそく同社に尋ねました。「発がん物質を品に使う? 週刊誌などからまた、猛烈にたたかれますよ」。答えは、「もっとおいしいパンを提供するために使いますが、安全は絶対に守ります。詳しく説明しますので、なんでも聞いてください」。 さっそく取材しました。添加物はイヤ、と思う皆さんにこそ読んでもらいたい、科学的根拠に基づく企業の毅然とした判断が、ここにはあります。 感改善に絶大

    「ヤマザキ」が“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由
  • 長谷川豊氏は「無敵」なのだろう。長谷川豊氏の世界の中で

    「長谷川豊に言及してはならない。取り合うほど相手が得をする」というのが、まともな人たちの見解かもしれない。しかし、江戸しぐさがあれほどまで普及してしまった前例を思うにつけ、やはりでたらめには早いうちに対処しなければならないのではという思いを強くする。 いくらネットでもツッコミが追い付かない 世の中のスピードは速く、いったん炎上したネタでも、1週間経てば沈静化し始めていることが多い。そんな中、相変わらず燃え続けているのが長谷川豊氏だ。 このコーナーは基的に1週間に1度連載している。実は長谷川氏の人工透析患者に関するブログ記事の炎上は、先週の時点で記事化しようか迷ったネタだった。通常、前週に検討して見送ったネタが翌週に使えることは少ないのだが、この炎上は例外だったようだ。 炎上が鎮火しなかった理由は“燃料”が投下され続けたからだろう。長谷川氏は批判に対してブログ上で「余りの低レベルな言葉狩り

    長谷川豊氏は「無敵」なのだろう。長谷川豊氏の世界の中で
  • 京都の大学教師がテロ容疑者、バングラ政府が最重要手配

    邦人7人が犠牲になった1日夜のダッカの飲店襲撃テロに関連し、バングラデシュ当局は10人に上る最重要容疑者を手配したが、その中に京都の大学の教師として教鞭を取っていたバングラデシュ人が含まれていたことが判明した。これが事実とすれば、日にも現実問題としてテロの脅威が忍び寄っていたことになり、政府、警察庁も重大な関心を寄せている。 解雇の立命館准教授か この情報は19日付の米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。その報道などによると、バングラデシュ当局は今月、ダッカの飲店襲撃に関して、最重要容疑者10人のリストを公表したが、その中に3人の外国居住者が含まれ、うち1人は「京都の大学の経営学部の大学教授」としている。 同紙によると、この人物は「モハマド・サイフラ・オジャキ」容疑者。テロの訓練や過激派組織「イスラム国」(IS)のための新兵徴募の手助けをした容疑で手配されており、バングラデシュ国

    京都の大学教師がテロ容疑者、バングラ政府が最重要手配
  • 広がる格差 希望を失う子どもたち

    子どもの貧困と格差の拡大が、子どもと学校・教育にどのような影響を与えているかについて、4月から大学で話している。授業の始めにこんなアンケート結果を見せ、このA、B、Cに当たる国はどこか、学生たちに聞いた。 多くの学生が、「Aはアメリカ、Cはヨーロッパの国」と解答。大きく外れてはいない。読者の皆さんはどう考えられるか。 (1)[ほとんどの人は他人を信頼している] A 29%  B 48%  C 74% (2)[ほとんどの人は基的に善良である] A 38%  B 74%   C 83% (3)[この社会では気をつけないと誰かに利用される] A 80%超  B 80%未満  C 25% (「木村忠正2005「『間メディア性』格化の年」、『NIRA政策研究』第18巻第12号(2005年12月)28-32ページから筆者が数値を簡略化したもの。) 学生たちはAをアメリカと答えたが、それは、アメリカ

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  • 悦悦ちゃんひき逃げ事件 中国人はなぜ無視したのか

    広東省仏山市の出稼ぎ労働者が集う一角。そこに備え付けられた1台の監視カメラがとらえたある交通事故の映像が、世界中に波紋を投げかけている。 2度もひかれた悦悦ちゃん 通行人18人が無視 おぼつかない足取りで道路を歩く女児。それを通りかかった大きなワゴン車が跳ね飛ばしてゆく。運転手は明らかに異変を感じたはずなのに車を降りようともせず、すぐに後輪で女児の体を乗り上げて逃走してしまったのだ。そしてもう1台通りかかった車が容赦なく女児を踏んでいく……。 衝撃的だったのはこの後だ。事故現場を通りかかった通行人たちが、信じられないことに次々と倒れている女児を一瞥しただけで無視して通り過ぎて行ったのである。なかには明らかに倒れている女児にじっと視線を落としたことが映像からも確認できる者もいたにもかかわらずだ。 事件を知ったのは安徽省のテレビ局が報じたものを上海のテレビが再放送したからだったが、映像に最初に

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