【旭川】旭川日本語学校(旭川市)に通う留学生に法律の上限を上回る長時間労働をさせたとして、同校の経営者ら5人が入管難民法違反(不法就労助長)容疑で逮捕された事件で、ベトナム人留学生2人は最長で法定の2倍近い週約50時間働いていたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。道警は、学費を徴収するために違法と知りながら長時間働かせ、関連企業の産業廃棄物処理場の人手不足解消も図っていたとみて調べている。 逮捕されたのは、同校を経営する平成ハイヤー(旭川)会長の中沢和彦容疑者(59)ら5人。産廃処理場は中沢容疑者が社長を務める会社が経営している。 捜査関係者によると、留学生2人は分割で支払うことになっている学費を滞納したため、同校がアルバイト先をあっせん。2人は旭川市内の弁当工場で深夜から早朝にかけて働き、大手コンビニエンスストア向けの弁当を製造。さらに苫小牧市内の産廃処理場は従業員確保に困っており