国会で入管法改正案の審議が大詰めを迎える中、難民申請者への支援を続けている大学生たちがいる。なぜ学生たちは難民を支援するのか?学生たちのいまの想いを聞いた。 食料や衛生用品の配達、交流会で物心両面支援 SRSG(Sophia Refugee Support Group)は2017年に設立された、上智大学の学生を中心としたボランティア団体だ。メンバーは現在129人で、日本にいる難民申請者らへの支援と情報発信に取り組んでいる。これまで支援した難民申請者らの数は約200人だ。 学生たちは食料(※)や衛生用品の配達、交流会や日本語学習クラスの運営、入管訪問などを通じて難民申請者をハードとソフトの両面から支えている。またSNSや大学内のイベントでの情報発信のほか、学校や企業を訪問して講演会を行い、難民が抱える課題について幅広く知らせている。 (※)セカンドハーベスト・ジャパンの協力のもと2020年以
名古屋入管に収容中亡くなったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん。 遺族らは10日、再び監視カメラ映像を視聴するため出入国管理庁(以下入管庁)を訪れたが、代理人弁護士の同席を断られこの日の視聴を見送った。入管庁は「開示は法律上の義務ではなく人道的配慮として遺族にのみ行う」との主張を譲らないままだ。 (関連記事:【独自】「“床が寒い”と訴えても職員は跨いで出て行った」ウィシュマさん映像の全容判明) (関連記事:【独自】「“鼻から牛乳”は日本のジョークです」ウィシュマさん映像の全容判明) ワヨミさん「代理人立ち会いを拒否するのはおかしい」 「代理人が立ち会って映像を見るのが私たちにとって大切なことで、拒否されるのはおかしいし、入管庁の対応はあまりにも酷い」 ウィシュマさんの妹のワヨミさんは、視聴を見送った理由を記者団に対してこう語った。 ワヨミさん「代理人が立ち会って映像を見るのが私たち
名古屋市内の入管施設で今年3月スリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん(享年33歳)が亡くなった。その後出入国在留管理庁(以下入管)は死に至る経緯を調査し4月に中間報告を公表したものの、遺族や支援者側は収容施設の監視カメラ映像の早期開示を求めている。来日しているウィシュマさんの2人の妹、ワヨミさんとポールニマさんに都内で取材した。 「真実を明らかにするため大丈夫です」 ウィシュマさんは2017年6月留学生として来日したが、同居していたスリランカ人男性からDVを受け2020年8月交番に保護を求めた。その際在留資格を失っていたため入管施設に収容されたウィシュマさんは当初帰国を望んだが、その男性から脅迫まがいの手紙が施設に届いたことなどから在留を希望。2021年1月頃から体調を崩し飲食が出来ず嘔吐を繰り返し自分で歩くことも出来ないほど衰弱したが、仮放免されることなく施設内で亡くなった。中間報
22日、激しい雷雨となった長野県小諸市で農作業中の2人が雷に打たれ、男性が死亡、女性が重体となっています。なぜ事故は起きたのか、防ぎようはなかったのか取材しました。 落雷事故があった小諸市柏木の野菜畑。当時は苗を植える作業中だったとみられ、現場には帽子や長靴が落ちていました。 「2人に意識と呼吸がない」 22日夕方5時30分すぎ、消防にこう通報がありました。数人が農作業をしていたところ付近で落雷があり、男女2人が倒れ病院に搬送されました。 男性はきのう23日に死亡が確認され、女性は意識不明の重体です。いずれも30代でアジア系の外国籍の人とみられます。 畑の所有者によりますと「畑を借りた人が雇用していた外国人ではないか」ということです。 警察は身元の確認を進めるとともに、2人とも雷に打たれたとみて調べています。 一帯は今、サニーレタスの定植シーズンです。しかし、当時は激しい雷雨となっていまし
日本はここ数年で見ても、多国籍の外国人が滞在するようになった。街ではさまざまな言語が飛び交い、日本土産を抱える観光客もよく見る。この状況は数字にも表れて、法務省や観光庁の統計によると、日本の在留外国人数が約273万人(2018年末現在)、年間の訪日外国人数は約3119万人(2018年)に上っている。 こうした中、忘れてはならないのが、外国人への防災対策。日本は地震や津波などの災害とは切っても切り離せない土地柄だが、母国では地震を経験したことがない外国人もいる。日本を襲う災害自体もこれまでの常識が通用しなくなってきているが、災害時に出される情報は彼らにちゃんと届いているのだろうか。 今回は、日本で生活する外国人に話を伺い、実情とその解決策を探ってみた。 日本育ちのインドネシア人が感じた困難 取材に協力してくれたのは、東京都内の大学院生、インドネシア人のサニアテイルワダイ・アヌグラユデイアント
石垣島で生まれ育った女の子が東京に行く方法 「なんで石垣島に生まれてしまったんだろう・・・」生まれてから高校を卒業するまで、沖縄の石垣島で育った仲宗根星来さん(19)は、“内地”への憧れから、ずっとそう思っていたという。 その星来さんに転機が訪れたのは高校三年生の進路相談のとき。 中学の家庭科の授業でミシンを使いエプロンを作ったのが楽しく、将来、洋服をデザインする仕事に就きたいと思っていた一方、高校の職場体験で市内の病院を訪ねたとき、介護にも興味をもった。まったく異なる業界だが、両方とも興味がある・・・はたしてどうしたものかと迷っていた、まさにそのとき、高校で「いい方法がある」と紹介されたのが、「ミライ塾」だった。 石垣島で高校生活(当時)を送る仲宗根星来さん この記事の画像(9枚) 全国初のアイデアに妻は猛反対 「ミライ塾」とは介護施設でアルバイトをしつつ、その収入を施設から前借りした学
自宅や会社で「突っ張り棒」を使っている人も多いだろう。 「突っ張り棒」といえば、限られた収納スペースを利用して効率よく整理したい時に、工事いらずで壁も傷つかない便利なアイテムだが、実は9割の人が間違った使い方をしていると、ある人が怒っていて話題になっている。 まずは、こちらをご覧頂きたい。 この記事の画像(15枚) 「てめぇらが使ってる突っ張り棒の大体は突っ張れてねーんだよ!」 昭和のスケバン風の女性が怒っていると言うより、もはやブチ切れている。 どうしてこんなにブチ切れているのか…実は、これは突っ張り棒業界のトップメーカー平安伸銅のポスター。 そして、その中央で突っ張り棒を持った「ツッパリ嬢」はなんと、本当に同社の社長を務めている竹内香予子さんが扮しているというのだ。 出典:平安伸銅 トップメッセージ 竹内さんは創業者の孫にあたり、2015年から三代目社長に就任。 自宅マンションに収納が
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