Sportivaの連載用に『コーチ・カーター』について書く。 オイラの地元ベイエリアでも最悪に治安の悪いリッチモンドで1999年にあった実話の映画化。 リッチモンド高校は、バスケットが強かったが、成績は最低。生徒の半数が卒業前に中退してしまう有様で、そのほとんどがギャングかホームレスになってしまう。 なにしろ大学進学者1人に対して80人が犯罪で刑務所に行くという町なのだ。 その高校の卒業生でバスケの名選手だったケン・カーターが帰ってくる。 カーターはスポーツ用品店の経営者として成功したビジネスマン。 バスケ部のコーチを引き受ける条件としてカーターは二十か条のルールを並べた契約書に選手と学校と親にサインさせた。それはバスケとは直接無関係の内容だった。 「選手はGPA2・3を維持すること」。GPAは学力の平均点で4点が満点である。 「選手は絶対に授業をサボらない」 「教室の一番前の席に座る」