世の中には、困難に直面した時、自分の非や、経験不足、知識不足、スキル不足を認めずに、逃げ出す「非適応的な(救いのない)」人がいます。彼らは、自尊心を守るために、「悪いのは相手や世の中であって自分ではない」と自らに言い聞かせます。 一方で、困難に直面した時、今までの言動や行動、戦略を反省し、「どうやったら乗り越えることができるか」を粘り強く考え、実践していく「適応的な(習熟指向性の)」人がいます。彼らは、短期的な成功や失敗にわき目も振らず、地味な努力を積み重ね、やがて大きな何かを達成します。 このような達成状況(困難なタスクや失敗に直面した時)の両者の振る舞いや行動パターンの具体的な違いは『適応行動と非適応行動に見られる認知、情動、振る舞いの具体的な違い』で詳述しました。 それでは、両者のこうした振る舞いや行動の違いは、どこから生まれるのでしょうか。なぜ、同じような状況に直面した時に、両者は
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