全国の高校入試の担当者が集まる会議が30日、文部科学省で開かれ、「全国学力テスト」の結果を高校入試の内申点の評価に活用するという大阪府教育委員会の方針について意見を交わしました。 この中で、大阪府教育委員会が来年春以降の公立高校の入試で合否の判断材料になる内申点の評価に「全国学力テスト」の学校ごとの結果を活用するとしていることがテーマの1つになりました。 この議論は非公開で行われましたが、文部科学省によりますと出席者からは「学力テストは授業の改善などに役立てるのが趣旨で、大阪の方針には懸念がある」とか、「いまの評価の方法で公平性は保たれており、学力テストを活用する必要性はない」といった意見が相次いだということです。 会議に出席した大阪府の担当者は「今後も学力テストを活用したいという方針は変わらないが、きょうの意見を持ち帰り協議したい」と話していました。 また、会議では大阪・吹田市の私立高校