毎日新聞(2017年2月24日 大阪朝刊)は「道徳が正式の教科となる。小学校は2018年度、中学校は19年度から、検定教科書を使った授業が始まり、児童・生徒の評価も行われるようになる。安倍政権の教育改革の一環として決まった道徳の教科化を巡っては、愛国心教育強化を懸念する声も少なくない」とし、俵義文氏は次のように指摘。「戦前の日本の学校では、修身が全教科の筆頭教科に位置づけられ、教育勅語とともに、お国のために命をささげることのできる国民を育成する軍国教育に大きな役割を果たした。1945年の敗戦で姿を消したが、自民党内には修身を道徳科として復活させようという声が右派系議員を中心に根強くあった」「今回の教科化は、安倍政権だから踏み切ったものだ」「日本会議は97年に結成されると、道徳の教科化を運動方針に掲げた。連携する国会議員連盟のメンバーは、道徳の教科書を作るよう要求し、2002年に文部科学省が