【ジャカルタ=矢野英基】インドネシアの都市部で医療施設から新生児が誘拐される事件が相次いでいる。昨年の発生件数は前年の倍以上に増加。プロ集団の犯罪組織が新生児を国内外に売り飛ばしているとみて、政府は警戒を強めている。 地元報道によると、首都ジャカルタ西部の保健施設で9日夜、中年の女が、生後間もない男児を抱いて連れ出し、外で待っていた男とオートバイで逃走した。マスクをして看護師に扮し、「予防接種をするから」と母親をだましたという。 人権団体「子供保護委員会」によると、新生児が病院や保健所から誘拐される事件は数年前から目立ち、2008年の12件から09年に26件に増加。大半は複数の男女の犯行で、身代金の要求や捜査の手がかりになる痕跡もなく、国内外の富裕層に売られている可能性がある。同国の保健施設では、制服を着ないスタッフが多く、出入りのチェックも厳しくないため、保健省は警備強化の徹底に乗り
鉄道と船を使ってコンテナを首都圏から日本海経由で欧州へ輸送する「環日本海複合一貫輸送」の実現を目指し、国土交通省北陸地方整備局は14日、02年に営業を終えた旧新潟臨海鉄道の線路を活用したコンテナ輸送実験を行った。輸送時間や積み替えなどの課題を検証するのが目的。 実験は、茨城県内で集荷したチャイルドシートのコンテナ(40フィート)を鉄道で新潟東港まで運び、コンテナ船でロシア・ウラジオストク港まで輸送。さらにシベリア鉄道でモスクワまで送る計画だ。同整備局によると、これまでモスクワまでは東京からスエズ運河を経由する船便で30~40日程度かかっていたが、計画が実現して軌道に乗れば、25日程度に短縮できるという。 この日は、コンテナをJR白新線・黒山駅から旧臨海鉄道で約3・6キロの区間を輸送。トラックに積み替え、東港のコンテナふ頭に運び込んだ。船は17日に出港し、2月15日にモスクワに到着する予定。
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