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ブックマーク / book.asahi.com (4)

  • 芥川賞・朝比奈秋さん 小説病に憑りつかれ、勤務医を辞め無職に。「作家にはならせてくれよ」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。(特別版)|好書好日

    第171回芥川賞 受賞作「サンショウウオの四十九日」 杏と瞬は双子。でも、周りからは一人の人間に見える。部分的に結合している他の結合双生児とは違い、ひとつの体を二人で完全に共有している。そのとき、心は、意識は、生命は、どちらのものになるのか――。杏は/瞬は、二人で暮らし、一人一人で考え続ける。 論文を書いているときに「降ってきた」 それ自体、純文学のような話だった。 「34歳か35歳、胃腸の医学論文を書いているときに、パッと場面が浮かんできたんです。偉いお坊さんが山中で木こりと出会い、あまりにも見事に木を切るので思わず見とれてしまう、というものでした。その場面が頭から離れず、文字にしてみると、どんどん物語が進んでいく。進んでいくから書くしかない。400枚くらいになってピタッと止まった。その前後にまた別の物語が浮かんできて、書き出す。それを繰り返すうちに、とうとう目の前に死にそうな患者さんが

    芥川賞・朝比奈秋さん 小説病に憑りつかれ、勤務医を辞め無職に。「作家にはならせてくれよ」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。(特別版)|好書好日
  • 高殿円さんの読んできた本たち 阪神大震災に遭い、新地で働いて知った「表と裏」|好書好日

    高殿円(たかどの・まどか) 兵庫県生れ。2000年に『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。13年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、「カーリー」シリーズ、「シャーリー・ホームズ」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』『政略結婚』『コスメの王様』『戒名探偵 卒塔婆くん』など。漫画原作も多数手がけている。 >「作家の読書道」のバックナンバーは「WEBの雑誌」で 「自転車屋さんの思い出」 ――いちばん古い読書の記憶を教えてください。 高殿:ディック・ブルーナの『うさこちゃんとうみ』ですね。たぶん1歳くらいの頃でしたが、母いわく、私はそれを何百回と読んでいたそうです。私も読んでいた記憶がありますし、絵の色も憶えています。 私はさえ与

    高殿円さんの読んできた本たち 阪神大震災に遭い、新地で働いて知った「表と裏」|好書好日
  • 「紛争でしたら八田まで」田素弘さんインタビュー 「知性」と「地政」で紛争解決するユニークなヒロイン|好書好日

    文:吉川明子 写真:斉藤順子 田素弘(でん・もとひろ)漫画家 1976年生まれ。東京都出身。アパレル、広告、webデザイン・ディレクション業を経て30代後半で脱サラ。『定時退社でライフルシュート』で「第1回THE GATE」一色まこと賞受賞。初連載『紛争でしたら八田まで』を43歳で開始。 半年間のイギリス滞在が影響 世界を股にかけて活躍する主人公といえば、漫画では『ゴルゴ13』のデューク東郷、『MASTERキートン』の平賀=キートン・太一、映画では「007」シリーズのジェームズ・ボンドと男性が主流だ。しかし、『紛争でしたら八田まで』の主人公・八田百合はサラサラのロングストレートにメガネとミニスカート姿が定番の女性。職業は地政学コンサルタントで、言語、文化歴史、宗教、政治、経済、軍事とあらゆることを頭に詰め込んで依頼に臨むが、どこに行っても浮きまくりで“ビッチ”扱いされてしまう、という異色

    「紛争でしたら八田まで」田素弘さんインタビュー 「知性」と「地政」で紛争解決するユニークなヒロイン|好書好日
  • エッセイ本が好調のBiSH・モモコグミカンパニーさん 「書く」ことに込める想いとは|好書好日

    文:井上良太、写真:有村蓮 モモコグミカンパニー(BiSH) 「楽器を持たないパンクバンド」BiSHのメンバー。結成時からのメンバーであり最も多くの楽曲で歌詞を手がける。2018年3月に初の著書『目を合わせるということ』(シンコーミュージック)を上梓し、20年7月現在第14刷と異例のベストセラー。BiSHとして、20年7月8日に、ライブハウス、CDショップ支援を目的とした初のベストアルバム「FOR LiVE -BiSH BEST-」、7月22日にはメジャー3.5thアルバム「LETTERS」を発売。 BiSHとしての景色を忘れたくない ——「BiSHの中で一番の好き」といわれるモモコさんがを好きになったきっかけは何だったんでしょう? 元々は学校の授業でも国語が一番嫌いで、読むのがとにかく苦手でした。けど、中学2年生ぐらいの時に読んだ森絵都(もりえと)さんの『カラフル』は、スラスラ止まら

    エッセイ本が好調のBiSH・モモコグミカンパニーさん 「書く」ことに込める想いとは|好書好日
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