宇都宮の空に、巨大なおじさんの顔が浮かぶ――。そんなプロジェクトが、目撃した市民を驚かせている。縦15メートル、横7メートル程度の大きさのおじさんの顔は、14日午後に鬼怒川河川敷に登場。20日には市中心部の市立錦小学校の上空に出現する予定だ。 このプロジェクトは、展示室の外で美術・デザイン作品を楽しみながら地域の魅力を発見し、人の交流を促そうと、宇都宮美術館が企画。「現代芸術活動チーム目【め】」の提案で「おじさんの顔が空に浮かぶ日」と題した活動が昨年始まった。 市中心部のユニオン通りで男性218人の顔を収集。そのなかから、誰が見てもおじさんと納得できる1人を選び、立体的につくったバルーンに描いた。内部にヘリウムガスを満たしたバルーンを入れ、浮力を得ることにした。