今月中旬の安倍晋三首相の訪米は、南部フロリダ州にあるトランプ大統領の別荘に泊まって2日間会談した上、2人でゴルフをプレーしながら意見交換する濃密なものとなる見通しだ。 27日に南北首脳会談、5月末までに米朝首脳会談が行われる流れとなる中、日本政府には北朝鮮問題で取り残されるとの懸念もあり、トランプ氏と「蜜月」を誇ってきた首相には試金石となりそうだ。 首相は2日の政府・与党連絡会議で、17~20日の訪米日程を報告。この後面会した河井克行自民党総裁外交特別補佐から「これまでで一番重要な首脳会談になる」と水を向けられると、「その通りだ」と表情を引き締めた。 今回の訪米は先月上旬にトランプ氏から米朝首脳会談の決断について電話で報告を受けた際、首相が即決したものだ。当初は4月初めを目標としていたが、ティラーソン前国務長官の更迭などに伴うホワイトハウスの混乱で日程がずれ込み、首相は17~19日の日程で