18日に行われた男子1人乗りリュージュで、スウェーデン代表のアホネン・パーネン(26)が競技途中でコースから消える事件が起きた。大勢の観客が見ていた中での出来事で会場は騒然としたが、競技は続けられ、オーストリア代表のヴォルフガング・ローデル(25)が金メダルを獲得した。 18日午前に行われた決勝戦に登場したアホネンは、今大会のメダル最有力候補の一人。母国スウェーデンでは18世紀の国民的英雄として知られるリュージュ選手と同名であることから「英雄の再来」として国民の期待を一身に浴びる中での登場だった。 決勝に残った12人中8番目に登場したアホネンは序盤からスピードに上手く乗って滑走。世界記録を大きく上回る最速タイム12秒115で第1チェックポイントを通過した。リュージュは瞬間的に時速180キロ程度に到達するとされるが、この時の時速は200キロを超えていた。 会場の誰もが世界記録を期待する中、第