WEB時代の新たな音楽のあり方を問う音楽集団「サンガツ」は、今後、作品の著作権を放棄すると発表し大きな話題を呼んだ。そのきっかけとなったプロジェクト「Catch and Throw」では数列や図形などを使った演奏の“設計図”(レシピ)を作品としてライブやネットで提示している。今年2月に行われた「国際舞台芸術ミーティングin横浜」(TPAM)でのライブ演奏を紹介し、レシピをユーザーと共有することで、音源が変化していく創造的な音楽のプラットフォームについて語る。 profile sangatsu(サンガツ) 2000年CDデビュー。インストルメンタル・バンド。 日本のポストロックの先駆者的存在として、これまでに4枚のアルバムを発表。 近年の作品では、音の配置や質感を意識した独特のスタイルを確立している。 また、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」やダンサーのホナガヨウコとの共演など、 音楽以