東京都立多摩図書館(立川市錦町)が5月1日、「東京マガジンバンク」としてリニューアルオープンする。雑誌の蔵書は約1万誌、約120万冊と全国でも最大規模。小沢智恵館長は「雑誌が積み上げてきた時代の厚みを感じてほしい」と来館を呼びかけている。 都立中央図書館(港区南麻布)との差別化を図るため、雑誌と児童・青少年、16ミリフィルムの3分野に特化すべく、1月から改装を行っていた多摩図書館。目玉は、ほぼすべてのジャンルを網羅する雑誌。現在は1万誌だが、今秋までに1万6000誌をめざしており、雑誌図書館として有名な「大宅壮一文庫」(世田谷区八幡山)を上回る予定だ。 閲覧室の書棚には、約360誌の最新号とバックナンバーを置き、気軽に手にとって読める。貴重な創刊号のコレクションは約3000誌。うち約240誌を書棚に展示する。 「右手にジャーナル、左手にパンチ」と言われた「朝日ジャーナル」(昭和34年)、「