宇都宮市教育委員会は、市立図書館の二〇一三年度のミニカレンダーと、貸し出し利用者に渡す返却用のしおりに企業広告のスペースを設けることを決めた。地元企業のPRとともに、自主財源の確保が目的。現在、広告主を募っており、新たな財源を創出することで、図書館事業の充実を図る。(磯谷佳宏) 三月から利用者に配る休館日や開館時間などが記されたB6判、カラーのカレンダー広告は、裏面の縦十一センチ、横八センチを活用。募集は一枠で、五万枚を製作。広告料は入札で決めることとし最低入札価格は十万円とした。 四月から導入する返却用のしおりは、従来のサイズを大幅に拡大し“スポンサー仕様”に変更する。返却日欄の下に縦一一・五センチ、横六・五センチで二色刷りの広告を掲載。募集枠は一枠十万枚で計九枠。広告料は一枠一万円に設定した。 市内の五つの市立図書館をはじめ図書の貸し出し事業をしている計十七施設で、一一年度の貸し出し利