環境省が小規模な自治体の節電対策を支援するため、街路灯などをLED照明に切り替える計画に補助金を交付する。すでに38の市町村が対象に決まり、さらに15件程度を5月17日まで募集中だ。総額11億5000万円の予算で実施するもので、1件あたり最高で2300万円まで補助金が出る。 日本全国の自治体が管理する街路灯は約1000万もあり、大半は旧来型の電力使用量が大きい光源を使っている。LED照明に切り替えることで有効な節電対策になり、電気料金も削減できるためメリットは大きい。 通常は初期の導入費用が大きいことから、自治体ではリースを使う方法が一般的になっている。ところが小規模な自治体の多くはリースを活用してLED照明に切り替えるノウハウや専門知識をもった職員が不足していて、早期に導入を進められない状況にある。 環境省は2012年度の補正予算で11億5000万円を確保して、小規模な自治体を対象にLE