大学に入った頃は卒業までに1000万円貯めて起業するつもりだった。まだ株式会社に資本金規制があった時代のこと。二年近く自営コンサルをやったが、背伸びしても小さな仕事しかできないと観念してベンチャーに入社。仕事の傍ら他のスタートアップを手伝ったり、仕事で会社設立を手伝いサービスを立ち上げたりもしたが、株を入れたり役員になってはいないから経営経験はない。 起業したいなら若いときにしたほうがよい重大な理由。それは歳を取ると守るものが増えてきて人生のリスクがなかなか取れなくなります。 起業するために資本金を貯めるんだと前職の副社長に話したら「人徳とカッチリした事業計画があればカネなんて自然と集まる」と叱責された。前にいた会社の経営が傾いた6年前に今いる会社に転職。大企業の横暴で手伝っていた会社が捻り潰される様子を何度かみて、独占企業と戦うスキルを身につけ、重層的な下請け構造をぶっ壊したかった。転職