先日の「ぜひ押さえておきたいコンピューターサイエンスの教科書」というエントリでは、東京大学理学部情報科学科の講義で使われていた教科書を中心に紹介しました。では、実際の授業の様子はどうなのでしょうか? タイミングの良いことに、情報科学科のカリキュラムのパンフレットがウェブで公開されています。 東京大学理学部 情報科学科 パンフレット かなりの力作で感動しました。なにせ今まで外向けの色気があまりにない学科だったので。。。 (苦笑) 理学部情報科学科と工学系の学科との一番の違いは、パンフレットにもありますが、コンピューターの原理や理論的背景も押さえ(ここが重要)かつ最先端の技術やモノも作り上げていくところでしょうか。そんな雰囲気を、カリキュラムや実際の講義・演習の様子、教授陣のメッセージなどから、感じ取ってもらえることと思います。 一点だけ補足。このパンフレットには普通の学科紹介でよく見かける卒
エンジニアライフ時事争論(5) ハチロク世代と歩む 先輩エンジニアの「新人教育論」 @IT自分戦略研究所 2009/4/22 みんな、最初は「新人」だった。 今年もやってきた新人を見て、思うことは何か。昔の自分を思い出したり、先輩として声をかけたくなったり、今の自分と比べてみたりと人それぞれだろう。 特集「『ハチロク世代』がやってくる」の番外編として、@IT自分戦略研究所 エンジニアライフのコラムニストに「わたしの新人時代」というテーマでコラムを書いてもらった。今年から教える側になったエンジニアにとって、新人と向き合うヒントになるであろう11人のコラムを紹介しよう。 ■壮絶な新人時代 自分の新人時代はどのようなものだったのか覚えているだろうか。自らの新人時代のエピソードを寄せてくれた2人のコラムを紹介する。 『ましゅまろの「高校中退、飲食経験5年、IT業界未経験」』を執筆するましゅまろ氏の
さまざまなプログラミング言語がありますが、プログラミングそのものに触れてみたいと思うならJavaScriptをお勧めします。Webブラウザとメモ帳があれば、本格的なプログラミングに挑戦できるのです(編集部) プログラミングを学びたいと思ったら 皆さんは、JavaScriptというと何を思い浮かべるでしょうか。 Webで動的なユーザーインターフェイスを実現するための技術でしょうか。それとも、オブジェクト指向のスクリプティング言語でしょうか。JavaScriptというキーワードを聞いたことがある程度という方もいるでしょう。 JavaScriptは現在多くのWebブラウザに搭載され、さまざまな場面でWebの中核技術を支えているスクリプティング言語です。 本連載は、プログラミングを初めて学ぶ人を対象にしたJavaScriptの入門記事です。特に次のような方のために分かりやすく解説を行っていきます。
IT/Web業界を席巻(せっけん)した「ナナロク世代」から10年。1986年生まれの「ハチロク世代」がIT業界を変える日が迫っている。コミュニティ「ハチロク世代」中心メンバーの座談会から、新しい世代がIT業界にもたらす変化を探る。 特集「『ハチロク世代』がやってくる」の最終回は、実際の「ハチロク世代」にご登場願おう。 そもそも「ハチロク世代」という言葉は、今回登場するコミュニティのメンバーが「ナナロク世代」のパロディとして名付けたものである。 「ナナロク世代」とは、1976年前後に生まれたWeb系企業の起業家や技術者たちを指す。mixiの笠原健治氏、はてなの近藤淳也氏、GREEの田中良和氏、paperboy&co.の家入一真氏、DeNAの川崎修平氏、Six Apartの宮川達彦氏、ニワンゴのひろゆき(西村博之)氏などがそれに当たる。 Web上のさまざまなサービスやビジネスを生み出した世代か
いまや“情報セキュリティ”は社会人の常識です。4月から新社会人になる方々のために、会社でまず最初に気を付けなければいけない情報セキュリティに関する検定問題を用意しました。楽しみながら学んでください。 これから新社会人になる方を脅すつもりはないのですが、いま、企業はかつて経験したことのないような厳しい状況下にいます。 2009年3月の決算期には日本版SOX法が適用され、上場企業はきちんと内部統制にも対応しなければならなくなりました。また、連日のように報道されているWinnyなどによる情報漏えい事件はあなたも見聞きしたことがあるかと思います。 内部統制では、経営者つまり社長は従業員をきちんと“統制”しなければなりません。しかし、上場企業の場合、社員は数百人?数万人規模になりますが、この人数を社長が1人で把握できるわけがありません。そこで、ワークフローや統制システムを導入することで、きちんと社内
世間一般で広く利用されるLinuxを、効率良くしっかりと学ぶコツを教えよう。いまから始めて、応用の利くLinuxエンジニアを目指せ! なぜいま、Linuxを学ぶのか? 一昔前まではPCでUNIXを利用したいマニア向け(?)のOSとして親しまれていたLinuxですが、次第にサーバとしての利用価値が認められ、一般的にもサーバOSの選択肢に含まれるようになりました。 その後クライアントとしての用途が広まり、いまでは組み込み機器のOSとしても広く利用される状況になっています。 さらにLinuxには、インターネット上に豊富な情報が存在するという特徴があります。Linuxはインターネット上の有志により改良され発展してきました。そしてLinuxを開発、利用する人たちが得た情報をインターネット上に公開し、その情報を利用した人々がまた新たな情報を公開するという形で、情報量は増加していきました。このような豊富
「Java News.jp(Javaに関する最新ニュース)」の安藤幸央氏が、CoolなプログラミングのためのノウハウやTIPS、筆者の経験などを「Rundown」(駆け足の要点説明)でお届けします(編集部) 2009年、日本の春は多くの学生さんたちが卒業し、また社会で活躍し始める時期です。 IT業界は3K、7Kなどと、いろいろネガティブな面も取り上げられます。けれども、「ものづくり」の楽しさや、人の役に立つ仕事として@ITで取り上げられるような業種で働こうと考えている人も多いことでしょう。 なんとなくIT業界を選択した人から、もしかしたらあまり気が進まないのに、IT業界に入ってしまった人がいるかもしれません。その一方、プログラミングやコンピュータに関する事柄がとても好きでIT業界に入ってきた人もいるでしょう。 本記事では、IT業界を目指している学生さんや入社間もない新人に向けて、より楽しく
サーバ負荷分散の基本構成と動作 負荷分散装置(ロードバランサ)のニーズは現在も高まる一方です。従来はWebサーバのみを主な対象としていましたが、現在ではルータ#1/アプリケーションサーバ/メールサーバ/SIPサーバ/ファイアウォール/VPNゲートウェイ/ウイルスゲートウェイ/IDSなど、多種多様の機器やプロトコルが負荷分散の対象となっています。それに応じてロードバランサも現在では非常に多機能となっていますが、本連載では、全3回に渡ってアプリケーションベースではなく、ネットワークベースの技術、基本となるパケットフローやサーバヘルスチェック、接続維持などの動作について紹介します。また、パフォーマンス測定についてもお話ししましょう。 #1 ルータはレイヤ3でインターネット回線のマルチホーミングとして機能する(=複数のWAN回線を接続して、同時に通信させることで負荷分散し、必要な帯域を確保するし、
いろいろ不満な時期もあったけど、結局ITに行くのが最も報われると思って飛び込んだんだし。学歴差別とか新卒偏重とか少ないし、他業種と比べて賃金は高めだし、しょっちゅうドンデン返しがあって退屈しないし、まだ成長しているし、スキルは世界で通用するし、ホントいい業界だと思うよ。 前ブログに書いたけど、ふと思い出したのが僕はもともとマスコミに憧れてて、大学3年のとき新聞記者を捕まえて、入社試験を受けるべきか聞いたら「最初の10年は夜討ち朝駆けサツ回りドサ回りで、自由に書けるようになった頃には眼が死んで書きたいことなんてなくなってるんだから、君ずっとITにいた方が幸せだよ」っていわれたこと。これってモロ10年泥じゃん。マスコミって派手だし学生の超人気業種なのに! いわれてみると記者とか官僚とかコンサルとか商社とか、知り合いに話を聞くと、どこも10年泥だったりするよ。先輩がいて、鍛えられる世界って馬車馬
【第13回】疲弊するIT部門(6)~人が育たない人材育成、問われる人間力:三方一両得のIT論 IT部門がもう一度「力」をつける時(1/3 ページ) システムづくりはSIer頼み。自力でシステムを立て直すことができなくなってきたIT部門は、慢性的な人材不足を抱えながら次の世代をどう育てればよいのか。システムと業務のギャップを埋めていくためにも、相互の意見交換による問題解決力や分かりやすい伝え方を創意工夫できる感性がどうしても欠かせない。 停止状態に陥ったIT部門の人材育成 1990年代前半にバブルがはじけて以降、ITコスト削減のために人員削減、ダウンサイジング、ERPシステムの導入、ホスト撤廃と進めてきたが、どれも道半ばという状態で現在に至り、サーバの乱立、撤廃できないホスト、統合できないERPシステム、IT人材不足という課題を抱えて出口が見えない状態に陥っている。 IT部門に新入社員が配属
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