タイの首都バンコクで観光客が与えた菓子などを食べ過ぎて、通常のおよそ3倍の体重にまで太ってしまったサルが保護され、ダイエットプログラムを受けることになりました。 地元の人たちからは「太っちょおじさん」という愛称で呼ばれ、映像がインターネット上で広がるなど親しまれていましたが、体重が通常のおよそ3倍の25キロ余りに達し、このままでは糖尿病や心臓病の恐れがあるとして、このほど自然保護当局に保護されました。 保護施設では獣医師の指導のもと、野菜や果物を中心に量を制限した食事を1日2回与えられるダイエットプログラムを受け、減量に成功すれば野生に戻されるということです。 タイではバンコクをはじめ、各地で野生のサルとのふれあいが観光客の人気を集めていますが、今回のように人が与えた高カロリーのエサによって肥満になるケースもあり、自然保護当局は甘いものやスナック菓子などは与えないよう呼びかけています。