今、クリニックを受診する38℃以上の発熱患者のほとんどは、コロナウイルス感染症だ。かと思うと、インフルエンザの患者さんもちょこちょこ交じってくる。今シーズンは特に、この2つの感染症をあらゆる手を尽くして避けていただくほうがいい。実はクリニックでもよく出している「薬」が、すでにあれもこれも全然足りていないのだ。 咳止めは1カ月欠品、抗生剤も解熱剤も入ってこない ナビタスクリニック川崎の近隣の薬局では、ここ1カ月ほど咳止めはずっと欠品だ。さらにこの1週間で、あらゆる抗生剤の欠品が始まった。最もスタンダードな薬が最初になくなり、セカンドチョイスの薬がなくなり、そして通常は使わないような抗生剤を使うしかなくなってきている。 昨日はとうとう、アセトアミノフェンという、一番誰にでも使いやすい解熱鎮痛剤がなくなった、と薬局から連絡が来た。 日本でも世界でも、コロナや季節外れのインフルが流行しっぱなし、影
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