春先になると、コンクリート上をちょこちょこ歩き回る”真っ赤な虫”がよく見かけられます。 あれは「カベアナタカラダニ(学名:Balaustium murorum(Hermann))」と呼ばれるダニの一種です。 全国どこにでもいるので、一度ならずとも見かけたことがあるのではないでしょうか? 一方で気になるのは、その赤さです。 大袈裟でなく、頭の先からつま先まで真っ赤っかですが、研究があまり進んでいないため、なぜこれほど赤いのか分かっていませんでした。 しかし法政大学と京都大学が行った2022年の研究で、カベアナタカラダニが赤色の謎が解き明かされています。 彼らのド派手は赤色は春先の紫外線から体を守るための適応だったのです。 研究の詳細は2022年12月13日付で科学雑誌『Experimental and Applied Acarology』に掲載されています。 The flashy red c
