首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火……過去にも起きた「恐怖の大連動」は、東京・日本をどう壊すのか。 【写真】日本人が青ざめる…突然命を奪う大災害「最悪すぎるシミュレーション」 発売即6刷が決まった話題書『首都防衛』では、知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」がありありと描かれている。 ここでは、過去の大災害から得られた教訓を考えたい。災害時にトラブルはつきものだが、何が奏功し、どのような課題があったのだろうか。 (※本記事は宮地美陽子『首都防衛』から抜粋・編集したものです) 南海トラフ巨大地震の「発生確率」 政府地震調査委員会は今年1月、南海トラフで今後40年以内にマグニチュード8~9級の地震が発生する確率を「80~90%」から「90%程度」に引き上げた。 南海トラフはフィリピン海プレートと、ユーラシアプレートの境界にある海溝で、フィリピン海プレートがユーラシアプレ