また、負傷などの理由を除き、下半身の露出を防ぐために廻しの下に下帯などを着用することは認められていない[1][注 1]。これはアマチュア相撲の国内大会でも同様である[注 2]。 なお、同規定に基づく反則負けが適用される条件は「取組の途中に」「相手の故意以外の原因で」「前袋が外れて」「局部が露出する」ことであるため、単に廻しの結び目がほどけただけだったり、露出した箇所が臀部のみだったりした場合はこの限りではない。 通常、廻しは何重にも硬く締めているため、実際に起きることはほとんどない。また、取組中に廻しが緩んでいることが確認でき、勝負を止められる場合は、行司がいわゆる「廻し待った」をかけ、両力士に土俵上で組み合ったまま動きを止めさせ、その間に行司が締め直すことになっている[注 3]。 1917年(大正6年)5月13日 - 五月場所(本場所)中、十両男嶌—幕下友ノ山戦で発生。 ふとしたはずみで