中国・北京に拠点を置く中国脳科学研究所(CIBR)と、国営企業のNeuCyber NeuroTechは3月27日、2025年末までに患者13人の脳に対するチップ移植を目指していると発表した。CIBRとNeuCyberによる共同プロジェクトが実現すれば、患者のデータ収集でイーロン・マスク氏率いる米Neuralinkを追い抜く可能性がある。 CIBR所長でNeuCyberの主任科学者であるルオ・ミンミン氏は、過去1カ月間に3人の患者へワイヤレス脳チップ「Beinao No.1」を移植しており、さらに25年中に10人への移植を予定していると述べた。 NeuCyberはさらに大規模な実験も視野に入れている。ルオ氏は北京で開催されたテクノロジーイベントで「26年は規制当局の承認を得て、約50人の患者を対象とした正式な臨床試験を実施する予定だ」と記者団に対して述べた。ただし、試験期間や資金についての詳
