7日午前2時10分ごろ、東京都江東区豊洲4の東京メトロ有楽町線豊洲駅近くの地下線路上で、作業員がレールの交換作業をしていたところ、コンクリート製枕木が付いたレール(長さ約15メートル、幅約2メートル、重さ約4.5トン)を載せた台車がバランスを崩した。近くにいた60代の男性作業員が台車と壁に胸を強く挟まれ、搬送されたが死亡した。別の男性作業員3人も手や足に軽傷。警視庁深川署は業務上過失致死傷の疑いもあるとみて捜査している。 深川署と東京メトロによると、当時、約30人が作業に従事していたという。同線全線の運転再開は午前8時半ごろとなり、約6万人に影響した。【松本惇】