クリスマスの夜に高速で空を飛び回り、プレゼントを配りまくるサンタクロースを追跡するため、今年も北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)などが「サンタトラッカー」を始める。いつも通り特設サイトで詳しい情報が見られる。スマートフォン向けアプリケーションもある。 NORADは米国とカナダが共同運営するれっきとした軍事組織。なぜそこが毎年サンタトラッカーを担当しているかというと、有名な話だが一応おさらいしよう。きっかけは1955年にカタログ通販の「シアーズ ・ローバック」が子ども向けに「サンタへの直通電話」を開設し、広告に誤った番号を掲載したことにある。 おかげでサンタにつながるはずの電話は、NORADの前身である中央防衛航空軍基地 (CONAD)司令長官のホットラインにかかった。当時の司令はあわてずさわがずサンタが北極から南に向かった形跡がないか部下にレーダーで確認させ、電話をかけてきた子ども達にサ