日本の室内におけるマナーとして「目上の人を上座に」というものがあるのは周知のとおり。ざっくりと「入口から一番遠い席が上座」と覚えておけばいいのだが、いざという時に戸惑ってしまったり、意外なシーンにも「上座・下座」はあったりする。 例えばトイレ。男性用便器が並んでいる場合は、一番奥が上座となる。さらに、目上の人と一緒に用を足すのであれば、1席空けなければいけない。というわけで、訪問先では、自分が最も目下になるため、手前で用を足すのが正解ということになる。 会社内でのシチュエーションとしては、エレベータも「上座・下座の席次」は存在する。こちらもドア側が下座、奥が上座となるが、操作盤があるところが末席となるため、最も目上の人はその対角線上の奥となる。 また、カラオケBOXの個室であれば、ドア、内線電話側のソファが下座となり、奥のソファが上座。この場合、ソファの真ん中に目上の人に座ってもらい、両サ