インド南部チェンナイの動物園で羽を広げるクジャク(2017年4月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/ARUN SANKAR 【6月1日 AFP】「クジャクは交尾をしない。雌が雄の涙を飲み、妊娠する」──インドの裁判官が放った独自の理論に、同国のソーシャルメディア上ではユーザーたちが色めき立った。 同国西部ラジャスタン(Rajasthan)州の高等裁判所で先月31日に行われた審理において、同裁判所の判事がヒンズー教で神聖な動物とされている牛について「クジャクと同様に高潔である」として、インド政府に牛を国獣に指定するするよう訴えた。 退任前日だったこの判事はその理由として、「クジャクは一生を通じて禁欲的である。雄は雌と決して交尾することはない。雌は雄の涙を飲み込んで、妊娠するのだ」と発言した。 この発言は州が運営する牛の保護施設の環境について非政府組織(NGO)が行った申し立てに対し、判事が