部首は原則としてその字の意味のカテゴリーを示すものです。 「問」「聞」「悶」の[門]は発音記号で「モン」という音を示しており、 「口」「耳」「心」が意味のカテゴリーを示す『部首』なのです。 これらのように片方が発音記号の場合は簡単ですが、 両方が意味を表しているとき、どちらが部首か判りにくいものがあります。 「鳴」は「鳥」が部首で「吠」は「口」が部首ということは憶えるしかありません。 部首には字書を作った人が、検索の便宜のためにグループ分けしたという側面があります。 どこにも入れようがないものは「一」「丨」「丶」「丿」「乙(乚)」「亅」に入れてあります。 二画の部首でも「二」「亠」「厶」などは意味のカテゴリーを示しているとは言えません。 そのような理窟で説明できないものは別として、部首とそれ以外のパーツまたはユニットの二つに分けることに留意すれば、 いくらか判別しやすくなります。 三つ以上