セント・ジョージ礼拝堂で輝く菊の御紋。ガーター勲章の歴史 今 年の2月に、オックスフォードから電車でロンドン方面に一時間ほどのところにあるウィンザー(Windsor)という場所に行って来た。ここにはウィン ザー城という女王エリザベス二世が週末を過ごすお城で有名な場所であり、そしてその城内にはセント・ジョージ礼拝堂(St George’s Chapel)というとても立派な礼拝堂がある。 礼拝堂に入ってみると、その豪華な天井に圧倒される。しばらく座ってそれに見惚れた後、英国の最高勲章、ガーター勲章に叙されたガーター勲爵士の旗と紋章の数々が両脇高くに掲げられている一室に足を踏み入れた。そして、その中の一つの紋章に目が釘付けになった。 image via Wikipedia 日本人であるのならば誰もが息を呑むことであろう。その中に唯一デザイン様式の異なる、立派な菊の御紋が堂々と掲げてあったのだ。